スーパーフォーミュラ・ライツ第14戦ツインリンクもてぎは佐藤蓮が逃げ切り連勝。今季3勝目
2021年8月29日(日)11時24分 AUTOSPORT web
Buzz presents 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第14戦は8月29日(日)、栃木県のツインリンクもてぎで14周の決勝レースが行われ、ポールポジションスタートの佐藤蓮(TODA FIGHTEX)が逃げ切り、今季3勝目を連勝で飾った。
第5大会の2レース目となる第14戦。この日のツインリンクもてぎは朝から曇天模様で、直前のスーパーフォーミュラのフリー走行から雨粒が舞い、前日夜に降った雨もわずかに残るなかでのレースとなったが、レコードラインは完全にドライで、各車スリックを履き10時15分からの決勝に臨んだ。
8月28日(土)の予選では、第13戦のウイナーである佐藤蓮(TODA FIGHTEX)が第14戦でもポールポジションを獲得しており、2番手にはジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM’S 320)、3番手には三宅淳詞(MAX RACING 320)、4番手には野中誠太(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)がつけていた。
迎えたスタートでは、ポールポジションの佐藤、2番手のアレジともスタートを決めるが、3番手スタートの三宅、4番手スタートの野中が1周目に激しい争いを展開。一度は野中が前に出るものの、5コーナーまでの攻防で激しく順位が入れ替わる。
2台は5コーナーで並走するが、外側の縁石に乗った野中はわずかに加速が鈍り、三宅が先行。さらに、河野駿佑(RS FINE K&N 320)をかわし5番手につけていた6番手スタートの名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が野中をかわし4番手につけた。
序盤からリードをきずいた佐藤蓮(TODA FIGHTEX)は、1分45秒台前半のタイムを並べ、アレジとのギャップを築いていくと、そのまま14周のレースを逃げ切り、第13戦に続く2連勝、今季3勝目を飾った。2位はアレジ、3位争いは序盤から三宅と名取、さらに終盤には野中を交えた3台の戦いとなったが、三宅がポジションを守り表彰台を獲得した。名取は4位、野中が5位に。河野は6位でフィニッシュした。
マスタークラスは、第13戦でチャンピオンを決めた今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がSYUJI(B-MAX ENGINEERING 320)を振り切り、今季9勝目を飾った。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第14戦ツインリンクもてぎ 決勝結果(編集部集計)
Pos | M | No | Driver | Car Name | Team | Laps | Grid | Qualify |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 佐藤蓮 | TODA FIGHTEX | TODA RACING | 14 | 1 | 1’45.307 | |
2 | 36 | G.アレジ | Deloitte. TOM’S 320 | TOM’S | 14 | 2 | 1’45.535 | |
3 | 10 | 三宅淳詞 | MAX RACING 320 | ルーニースポーツ | 14 | 3 | 1’45.720 | |
4 | 50 | 名取鉄平 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 | B-MAX RACING TEAM | 14 | 6 | 1’45.950 | |
5 | 1 | 野中誠太 | Kuo カローラ中京 TOM’S 320 | TOM’S | 14 | 4 | 1’45.865 | |
6 | 35 | 河野駿佑 | RS FINE K&N 320 | RS FINE | 14 | 5 | 1’45.894 | |
7 | 52 | 神晴也 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 | B-MAX RACING TEAM | 14 | 7 | 1’46.129 | |
8 | 30 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 | B-MAX ENGINEERING | 14 | 8 | 1’48.089 | |
9 | M | 4 | 今田信宏 | JMS RACING with B-MAX | B-MAX ENGINEERING | 14 | 9 | 1’48.303 |
10 | M | 51 | SYUJI | B-MAX ENGINEERING 320 | B-MAX ENGINEERING | 14 | 10 | 1’50.684 |
天候:曇り 路面:ドライ
ファステストラップ:佐藤蓮(TODA FIGHTEX) 1’44.915 14/14