先輩GKがアドバイス…ドルトともめたデンベレに「バルサはクラブ以上の存在」
2017年8月29日(火)18時43分 サッカーキング
デンベレのお披露目が行われた28日、テア・シュテーゲンは自身のツイッター(@mterstegen1)で「今日はデンベレ・デー!バルセロナへようこそ、デンベレ!特別な日を楽しんで、そしてすぐに会おう。それと忘れないで…『Més que un club』!」と投稿し、デンベレの加入を祝った。
『Més que un club』というのは、バルセロナのスローガンで、「クラブ以上の存在」を意味するカタルーニャ語。バルセロナ公式サイトによると、1908年にクラブの創設者であるジョアン・ガンペール氏が持ち込んだアイデアで、スペイン内戦やフランコ独裁政権などの歴史を経て、クラブやサポーターに根付いてきた。
デンベレは移籍決定以前、移籍を求めてドルトムントの練習を無断欠席、処分を受けるなどクラブと一悶着を起こしてきた。元同僚のドイツ代表MFゴンサロ・カストロは「もし、『他のクラブが僕のことを欲しがっているから、練習に参加しない』なんて選手が言い出したら、サッカー界に全体にとって致命的だ。選手が好き放題できるようになるんだから」とデンベレに言及。ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスも「たった1人の選手がチームよりも偉大だということはあり得ない」とデンベレをたしなめてきた。
このテア・シュテーゲンのメッセージは、選手はクラブより偉大ではなく、ましてやバルセロナはクラブ以上の存在だ、ともとれる。今回の一件でデンベレには“お騒がせ”のイメージがついてしまったが、デンベレはプレーで挽回することができるだろうか。