DTM:アウディ、2019年のDTM参戦を改めて明言も、2020年以降は3メーカーの参戦が前提

2018年8月30日(木)15時41分 AUTOSPORT web

 アウディは8月29日、2018年12月に開幕するABBフォーミュラE選手権と、2019年のDTMドイツツーリングカー選手権に参戦すると改めて発表。このなかで、2020年以降のDTM参戦には最低3メーカーが揃うことが前提だとした。


 2018年のDTMに参戦しているメルセデス、アウディ、BMWのうち、メルセデスは2018年限りでDTMでの活動を終了。2019年シーズンはアウディとBMWの2メーカーのみがシリーズに参戦することになる。


 その一方で、DTMは2019年からはスーパーGTと共同で策定してきた『クラス1』を採用し、2リッター直4直噴ターボエンジンや『クラス1規定』に100パーセント合致した車両でレースを行うなど、シリーズは大きな転換期を迎える。

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 アウディは内燃機関技術の開発を継続するべく、DTMでの活動を継続するとともに、EV技術開発のためフォーミュラEにも並行参戦する旨を発表。ただし、2020年以降のDTMにおける活動はシリーズに少なくとも3メーカーが参戦することがプロジェクト継続の前提条件だとした。


 アウディの取締役員を務めるピーター・マーテンズは、「フォーミュラEに参戦することで、我々が有する電動モビリティ技術をデモンストレーションする」と述べている。


「それと同時に、既存の内燃機関についても開発を続けていく。(DTMで採用される)2リッターの4気筒ターボエンジンは効率性とパフォーマンスのバランスが取れたユニットだ」


「このエンジンは国際的な観点からも重要なもので、2019年にスタートするクラス1でも使用される。そのため、フォーミュラEと同様にDTMも市販車用技術を開発する場所としての価値が大きくなる」


 アウディ・モータースポーツを指揮するディーター・ガスも「正当な理由を持って、ふたつのシリーズに参戦できると確信している」とコメントした。


「ワークスチームとして参戦を開始したフォーミュラEでは2017/18年シーズンにチームタイトルを獲得し、電動モビリティに関して我々が有する技術を証明できた」


「2018/19年の第5シーズンについても新たなライバルたちとバトルを繰り広げ、同じ成功を収めたい」


「DTMについては、新たに登場するターボエンジンのような新技術のおかげで、シリーズに可能性を見出すことができている。(継続参戦には)第3のマニュファクチャラーが参入してくることが必要だが、DTMを取りまとめるゲルハルト・ベルガーは2020年にはグリッドを埋めてくれるはずだ」


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