巨人CS出場の条件は?レジェンドOBが指摘した「正念場」「キーマン」とは

2023年8月30日(水)16時0分 ココカラネクスト

宮崎のチーム合流時期が注目されている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 リーグ4位の巨人が苦しんでいる。8月29日には主砲の岡本和真梶谷隆幸が発熱のため、登録抹消。ここまで全試合4番を務め、リーグトップの34本塁打、83打点をマークする主砲を欠くことは影響が大きく、今後が心配されている。

 29日の広島戦は6回に長野久義のソロ、坂本勇人の一時同点となる適時打が飛び出すも、2点リードの8回に救援左腕の高梨雄平が代打・末包昇大に逆転の3ランを浴び、4−5と痛恨の逆転負け。3位のDeNAに1・5ゲーム差をつけられた。

【動画】29日の試合では、4番に入った坂本が6回に一時同点となる二塁適時打を放った

 そんな中、苦戦する巨人の今後のポストシーズンに向けた重要なポイントをレジェンドOBが語っている。

 巨人の元エース、野球評論家の江川卓氏は29日に自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」を更新。

 動画内で巨人のCS争いの行方に言及している。

 江川氏は今週行われている広島、DeNAとの上位チームとの6連戦について「最低でも2勝1敗、2勝1敗でいかないといけない」「できたらどちらか3つ取りたい。どっちか1勝2敗だと5割になっちゃうので。この1週間が大事」と残り試合が少なくなってきた中で、いかに勝ち星を積み上げられるかが大事とした。

 その上で目を向けたのは、来月以降の戦い、特に9月12日から敵地、甲子園で戦う阪神との3連戦に関しては「そこがジャイアンツは一番の勝負になる」ときっぱり。シーズンの正念場になると位置づけた。

 そこで勝負をかけるためにも、今週行われる6連戦の結果が非常に大事になるとした江川氏。

 さらに現在3位争いをくり広げるDeNAとの週末3連戦のキーマンには、現在左肋間筋の炎症で離脱中の宮崎敏郎を挙げた。DeNAが誇る安打製造機、現在も首位打者をキープする宮崎は今月21日に登録抹消するも、29日のイースタン・リーグ、DeNA・西武戦(横須賀)で実戦復帰。元気な姿を見せた。

 仮に宮崎が最短で戻れれば、9月1日からの巨人3連戦に間に合うとあって注目されている。

 「宮崎さんが戻ってくれば(DeNAが)2勝1敗。戻って来なければ1勝2敗。宮崎さん次第ですね」と主力の出場次第で両チームの星勘定も変化してくるとした江川氏。

 巨人も4番を欠く中、苦しい戦いは続くが、このまま引き下がるわけにはいかない。こんなときだからこそ、チームの力を結集させていきたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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