クライファート氏、“話題の”息子が古巣バルサの下部組織へ…9歳でナイキと契約

2017年8月30日(水)11時57分 サッカーキング

バルサの下部組織加入が決まったシェイン・クライファート [写真]=Icon Sport via Getty Images

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 元オランダ代表のパトリック・クライファート氏が、かつて自身がエースストライカーを務めたバルセロナに息子を加入させたことが明らかになった。

 クライファート氏には4人の息子がおり、自身の古巣であるアヤックスに所属する18歳の次男ジャスティンは、すでにトップチームで主力を務めている。今月にはU−21オランダ代表に飛び級で選出されるなど、大いに期待されている選手だ。「最大の夢はバルセロナでプレーすること」と公言してもいる。

 しかし今回、バルセロナ加入が決まったのはジャスティンではなく、9歳の四男シェインだ。

 クライファート氏の息子と一目で分かるシェインは、ドリブル、パス、シュート、FKと攻撃面のあらゆる要素で卓越した能力を持っている。オランダはもちろん、フットボール界の将来を担う可能性を秘めた選手として熱い眼差しを向けられている。世界屈指のスポーツブランドであるナイキは先月、シェインと5年契約を締結。史上最年少での契約ということ、クライファート氏の息子であるということから大きな話題を呼んでいるシェインは、YouTubeの公式チャンネルの登録者が4万6千人、インスタグラムのフォロワーが14万6千人と、すでに高い人気を誇っている。

 シェインは今まで、父親がフットボール・ディレクターを務めていたパリ・サンジェルマンの下部組織でプレーしてきた。しかし、クライファート氏は6月に同職を辞任。大手メディア『beIN Sports』にてコメンテーターに就任したため、バルセロナに移住することとなった。シェインは父親の動向に合わせてパリ・サンジェルマンを退団し、バルセロナに加入する運びとなった。

 なお、バルセロナは以前、未成年選手の獲得に関する規定違反によりFIFA(国際サッカー連盟)から補強禁止処分を受けた苦い経験がある。だがシェインの場合は、実際に父親がバルセロナに居住して仕事をしていることから、転居に伴う移籍として認められる。問題は発生しない。

 バルセロナでは、通常10歳から11歳の選手が所属するアレビンC、もしくはDでプレーする予定となっているシェイン。“宝の原石”が揃うカンテラ(下部組織)において、注目度ではすでに屈指の存在だ。父親と同じようにトップチームの看板選手になれるかどうか、今後の成長から目が離せない。

文=北村敦

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