ソシエダ指揮官、2得点の久保建英にさらなる活躍を求める「より多くのことを望んでいる」

　レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督が、グラナダ戦を振り返った。2日、スペイン紙『マルカ』が同監督のコメントを伝えている。

　ラ・リーガ第4節が9月2日に行われ、レアル・ソシエダはグラナダと対戦。負傷の影響が心配されていた日本代表MF久保建英がスタメンに名を連ねた一戦は、9分に久保がGKとの1対1を制し、レアル・ソシエダが先制に成功する。すると、同点弾を許し1−1で迎えた43分、右サイドでボールを受けた久保がドリブルでボックス内に侵入。左足から放たれたシュートは、相手の足に当たってゴールネットを揺らした。試合は、その後も得点に関与した久保の活躍もあり、5−3でレアル・ソシエダが勝利している。

　試合後、アルグアシル監督は、「（勝利は）素晴らしいチームとコーチが私たちに揃っていたからだ」と喜びを口に。一方で、「最後の2失点は残念だが、試合の流れとしては、観客のためにもっとゴールを狙おうと決めていた。あの一進一退の攻防のなかで、プレーをうまく終わらせることができなかったから、2失点が生まれた」と反省点も明かしている。

　また、開幕戦から4試合連続でラ・リーガが選出するMVPに輝いた久保についても言及。試合の前日会見で「本来は4ゴール4アシストを記録しているはず」と公の場で“発破”を掛けた同選手のプレーには、「私は同じことを言う。なぜなら、より多くのことを望んでいるからだ。今日のようなプレーをすれば、第3節までの数字よりも今日のような数字に近づくことになる」とコメント。さらなる活躍を求めるとともに、「攻撃面だけでなく守備面も強調したい。彼は多くのことに関与している。彼に多くのことを求めるのは、より大きな数字を残せる選手であるからだ。今季も彼には多くのことを求めていく」と述べ、大きな期待を寄せた。

　さらに、「5−3ではなく8−1で終えるチャンスもあった。久保にビンタを食らわせたように、今度はフレッシュな選手たちにビンタを食らわせよう」と、指揮官の檄に結果で応えた久保と同様、チーム全体に高いレベルを求めていく考えを示した。


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