オジエ「タイヤにダメージがあり、攻めきれなかった」/WRC第4戦エストニア デイ2後コメント

2020年9月6日(日)14時22分 AUTOSPORT web

 9月5日、WRC世界ラリー選手権第4戦エストニアはデイ2のSS2〜11が行われ、母国ラリーに臨んでいるオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合首位に浮上。2番手に僚友クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)が続きヒュンダイ勢がワン・ツーを占めている。そんなラリー・エストニアの競技2日目を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。


■Mスポーツ・フォードWRT


●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合8番手


「ラリーに戻れたのはうれしいが、今週末は望む位置につけることができていない。長いこと走行していなかったから、リズムを取り戻すのに少し時間がかかった」


「いったん走行を始めたら、実際にはかなり感触が良かった。でも、それでも何かが足りなかったんだ」


「明日は、マシンとドライビングについていくつかのことを試してみるつもりだ。そしれでいくらか改善できることを期待している」

テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)


●エサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合7番手


「ハンドルをふたたび握るのはうれしいものだが、今日は簡単な1日ではなかったのは確かだ」


「昨晩、ファステストタイムを出せたのはよかったけれど、その勢いを今日も続けることができなかった」


「僕たちはスピードを上げることを試みてきたが、それは難しかった。これから、明日改善するために何を学べるか、何も見落とすことなく考える必要がある」

エサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)


●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合10番手


「ラリーカーに乗れる日はいつだって良い日だ。でも正直なところ、もう少し良い状況を望んでいた」


「現実的にこのラリーはタフなものになることは分かっていたよ。最初の数ステージの後、僕は自分自身のラリーに集中しなければならないこと理解していた。僕は前進したかったし、そうすることができた」


「午前中、僕たちは1kmあたり1秒チームメイトたちから遅れをとっていたが、午後までにはコンマ2秒にまで縮められた。そのことには満足しているよ。でもさらに差を縮めていかなければならないんだ」

ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)


■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT


●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2 デイリタイア


「タフで厳しい1日だった。残念ながら僕たち(の戦い)は途中で終わってしまった」


「SS7のかなり轍が深い左コーナーをハイスピードで外れてしまったんだ。マシンを戻そうとしたけれど、運が悪いことに外側の何かがリヤサスペンションアームとホイールを壊してしまっていた」


「マシンを修理するのは不可能だったから、リタイアせざるを得なかったよ」


「午前中の僕たちはリズムを掴んでいて、タイムも伸びていた。SS6ではステージ優勝を飾り、午前のループの終わりにはヒュンダイがワン・ツー・スリーを占めた」


「僕たちは毅然としていなければならない。これからも良いステージが待っているし、僕たちには明日のパワーステージで重要なポイントを取る能力がある」


「マシンは大きな改善がみられていて、とてもポジティブだ。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。それだけに今週末のチャンスを失ったのが残念だ。だが、ラリーはまだ終わっていないから僕たちはプッシュし続けるよ」

ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)


●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合首位


「僕たちは今日、間違いなく素晴らしい形でWRCのラリーに戻ったね。特にホームロードで戦えるのはすごく特別なことだ」


「(全体的には)挑戦的で厳しい1日だった。高速でラフな新しいステージが多くあり、ところどころで予期しないことがあったからね。すでにすべてのラリーを終えたような気分だよ!」


「1日を通して巧みに慎重に走行しなければならなかった。特に午後の中盤の区間では、コンディションがとてもラフになっていたからね」


「でも先頭集団で差を開くためにプッシュもした。マシンのパフォーマンスは良かったし、フィーリングを確かに掴んでいた。だが、いかなるリスクも負うことはことはできないんだ」

オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)


●クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合2番手


「ここエストニアでの戦いに本当に満足している。ここでのステージで僕がどれだけヒュンダイi20クーペWRCのドライビングを楽しんでいるか、言葉で表すのは難しいほどだ。とても素晴らしいよ」


「午前の走行で良い順位につけていることが重要だと感じていた。ステージの初めからすべてのことがすぐにうまくいったことはうれしい驚きだったよ」


「午後は絶好調だった。ステージ優勝を2度飾って素晴らしい気分だった。マシンは完全に僕が望むように走った。ドライビングをものすごく楽しめたし、僕たちが求めるすべてがあるみたいだったんだ!」


「チームがこの数週間から数カ月の間にやってきた仕事を考えると、今回は彼らのすべての努力が報われたんだと感じる。明日もこのリズムを維持しなければいけない。表彰台はとても素晴らしいだろうね!」

クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)


■TOYOTA GAZOO Racing WRT


●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合3番手


「朝は調子が良く、走りが楽しく感じられた。ステージの出走順が1番だったにも関わらず路面コンディションは良好で、トップに近い位置につけることができたよ」


「しかし、昼のサービスでセットアップを誤り、午後は残念ながらクルマのフィーリングがあまり良くなかった。午後最初のステージは非常に高速で良かったのだけど、それ以降のステージではグリップが不足していた」


「また、最初のステージを終えた時点でタイヤにダメージがあり、残るステージをスペアタイヤなしで走らなければならなかったので、あまりハードに攻めることができなかったんだ」


「そして、最後のステージではタイヤのグリップが大きく低下し、ジャンクションではエンジンをストールさせてしまった。気持ちを切り替え、明日は問題のない1日となることを期待し、できるかぎりのことをやってみるつもりだ」

セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)


●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合4番手


「朝はすべてがうまく行っていたが、その後いくつか小さなミスをし、それがリズムを崩す原因になってしまった。路面も非常に滑りやすく、ブレーキのタイミングが早すぎたり、遅すぎたりと安定せず、それもあってタイムを失ってしまった」


「午後の最初のステージでは、フィニッシュの近くでタイヤに問題が起こった。タイムロスは数秒ですんだが、残るステージでスペアタイヤを使うことができなくなったので、大きなリスクを負わない範囲でスピードを高めることに集中したよ」


「明日もこの調子で頑張り、良い1日になることを願っている」

エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)


●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合6番手


「タイヤの問題を除けば、今日はとても良い1日だったね。(SS3でのアクシデントは)何かに当たった覚えはないので驚いたし、しばらくの間、トラブルに気がつかなかった」


「このようなラリーでタイムを大きく失ってしまうと挽回は難しいので、厳しい状況にあるのは確かだ。それでもペースは良かったし、運転を楽しんでいる」


「今日のようなハイスピードな道で、大きなリスクを負うことなく良いペースを保ち続けられたことに満足しているよ」


「このラリーでは大きな自信が求められるが、充分な自信を持ってドライブできている。明日も同じように走り続け、どうなるのか様子を見たいと思う」

カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)

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