ジエゴ・コスタのプレミア復帰に「待った」…労働許可証の申請が却下、ウルヴスは抗議

2022年9月6日(火)20時8分 サッカーキング

ウルヴス加入で合意しているジエゴ・コスタ [写真]=Getty Images

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 元スペイン代表FWジエゴ・コスタは、加入が噂されるウルヴァーハンプトン(ウルヴス)と契約を結べない可能性があるようだ。6日にイギリスメディア『アスレティック』が報じた。

 かつてアトレティコ・マドリードやチェルシーでプレーした現在33歳のD・コスタは、2022年1月にアトレチコ・ミネイロとの契約を解除。フリーの状態が続くなか、ウルヴスと1年契約で合意したと見られており、6日にもメディカルチェックを受けると報じられていた。

 しかし、D・コスタの労働許可証の申請は、必要な統括団体推薦(GBE)ポイントを満たしていないとして却下された模様。ウルヴスは決定を不服として異議を申し立てているようだ。今後ふたたび審判が行われ、移籍の可否が決定される予定だという。

 18歳以上の選手がプレミアリーグやEFLでプレーするためには、最低でも15ポイントのGBEを獲得する必要がある。GBEは前所属クラブのリーグレベルや出場時間などを考慮して計算される。10〜14ポイント以内なら「例外的な状況により15点を取ることができなかった」という証拠を提出して判定に異議を唱えることができるものの、9ポイント以下の場合は異議を唱えることができない

 ブレグジット以降、EU圏内の選手もEU圏外の選手と同様のプロセスを踏む必要が生じ、今夏の移籍市場においても労働許可証が下りずに移籍が破談に終わった実例があった。オランダ代表FWジャスティン・クライファートはローマからフルアムへの移籍に近づいていたが、昨季ニースに期限付き移籍していた同選手はローマでの出場時間が不足していたとして、FA(イングランドサッカー協会)の基準を満たせず。結局、“デッドラインデー”にバレンシアへと期限付き移籍した。

 ウルヴスは今夏に加入したオーストリア代表FWサーシャ・カライジッチがデビュー戦で前十字じん帯を損傷。メキシコ代表FWラウル・ヒメネスもコンディション面に不安を抱えており、前線の補強が急務となっている。

サッカーキング

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