W杯以来の復帰でドイツ撃破に貢献…冨安健洋「欠かせない選手だと示す必要があった」

2023年9月10日(日)8時29分 サッカーキング

ドイツ攻撃陣を抑えた冨安 [写真]=Getty Images

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 日本代表DF冨安健洋(アーセナル/イングランド)が、9日に行われた国際親善試合のドイツ代表戦を振り返った。

 4バックで試合入り、後半からは3バックに変更。1失点こそ喫したものの、試合を通じてドイツの攻撃陣を抑え、4−1の快勝に貢献した。冨安は勝利のポイントについて、「ディフェンス陣はしっかりとコンパクトに保つ意識を持つこと。あとは、ディフェンスライン4枚に対して前線5枚いて、数的不利になることはわかっていたので、そこの横のスライドを早くするっていうところは練習から意識してやっていました」と振り返っている。

「前半はどうしても4対5なので、(レロイ・)ザネのところに入って、押し込まれる展開っていうのもありました。このまま4枚でずっと90分やるのはちょっとしんどいかなっていう風にも思って、その中で5枚に変えて、ちょっと落ち着いたというか。その中でも得点を取りに行くよとは言われてたんで、しっかりと狙いがはまった90分だったかなと思います。ゲーム展開によってうまく変えれたかなって思います。しっかりと状況を見て変えて、今日はただ変えたわけではないっていうのは言っておきたいですし、それはやっぱり森保さんの采配がうまくはまったんだろうなと思います」

 攻撃においては、先制点と勝ち越し点の起点となった冨安。「奪ったボールを前につけて攻撃に行くところは僕たちの狙いの一つというか、スタッフ陣から言われてるプレーでありましたし、それをうまく表現できたかなと思います」と手応えを示しつつ、「ただ、まだまだ奪ったボールを失う場面というのもありましたし、奪ったボールをいかに前なのか、それとも密集地帯から逃がして逆サイドなのか、もちろんうまく逆サイドに展開して落ち着かせることができたときもありましたけど、まだまだそこは100点ではないので、まだ改善できるところはあるかなと思います」と課題点を挙げている。

「今誰がフリーなのかっていうところを全員が共有して、その人を使うには一瞬のタイミングを合わせないといけない。そういったところはまだまだチームとして改善できるところがあるかなと思っています。でもその中でもそれができない時もあるので、その中で(上田)綺世の能力を使うことも必要。今日は捨て球になることが多く、蹴るにしてもちょっと質が伴ってなかった。そこはもうちょっとやっていく必要があるかなと思います」

 ケガの影響で昨年12月に行われたFIFAワールドカップカタール2022以来の代表復帰。冨安はこの試合にかけていた思いを問われると、「価値を証明することでしかないですし、それは僕だけじゃなく他の選手も含めて。代表から離れていたぶん、存在感が薄れていたというか、忘れられていた存在でもあったと思うので、そこをまた、欠かせない選手だっていうことを示す必要がありましたし、それは周りに対してもそうだし、自分に対してもそうだし。なので、しっかりと集中してやることはできたと思います」と、守備の大黒柱としての矜持を示した。

サッカーキング

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