【神戸vsFC東京プレビュー】約2カ月ぶりのホーム戦白星を狙う神戸…FC東京は今季無敗のアウェイ戦で4連勝なるか

2020年9月11日(金)22時49分 サッカーキング

[写真]=兼子愼一郎

写真を拡大

■ヴィッセル神戸 日本人ストライカーの活躍はうれしい限りだが……



【プラス材料】
 リーグ戦ここ5試合の戦績は1勝3分1敗。JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝で川崎フロンターレに0−6で敗れて負のインパクトが強いが、リーグ戦の成績はさほど悪くはない。それを踏まえ、プラス材料は2つ。

 1つ目は、前節・川崎F戦のゲーム内容。2−3で逆転負けしたものの、首位の川崎Fをポゼッション率で上回った。特に後半はゲームを支配し、多くの決定機も作っている。PKを2つ献上した不運がなければ違う結果になっていた可能性は高い。

 2つ目は、前節にFW古橋亨梧とFW藤本憲明というヴィッセル神戸の得点源が揃ってゴールを挙げたこと。古橋はこれでチームトップの今季6得点目。J1得点ランキングでも10位タイに浮上と、調子は上々と言える。エースの2戦連発に期待は高まる。

【マイナス材料】
 前節の敗戦を踏まえ、今季の公式戦で川崎Fに1分2敗。結果的に力の差を見せつけられた格好だ。その精神的ダメージ以外で、マイナス材料は2つ。

 1つ目は、ケガ人が多い点。リリースが出ているFW田中順也をはじめ、程度は不明ながら前節はMFアンドレス・イニエスタ、DFトーマス・フェルマーレン、FWドウグラス、DF大﨑玲央、MF郷家友太がベンチ外だった。これだけ主力組が抜けると、なかなか本来の力を発揮するのは難しい。

 2つ目は、ケガ人多発が他の選手の疲労蓄積に影響している点。ただでさえ夏場の過密日程というタフな状況にも関わらず、選手をローテーションできない苦しい台所事情。どれくらいの選手が今節・FC東京戦で復帰するか不明だが、運動量の多いMF山口蛍やMFセルジ・サンペールなどは体力的に厳しい戦いに。

文:totoONE編集部

■FC東京 無敗のアウェイ戦で連勝継続へ。主力の勤続疲労が気がかり



【プラス材料】
 水曜日に行われた前節は横浜FCに先制を許したが、FW田川亨介の今季初ゴール、FW原大智の逆転弾で勝利をつかみ、公式戦4連勝を達成した。肩の負傷で約2カ月間戦列を離れていた田川が復帰2試合目で結果を残したことは明るい材料だ。

 エースのFWディエゴ・オリヴェイラはここ2試合を欠場。前節はDF森重真人やMF安部柊斗を休ませた。メンバーのやりくりが続く中、前節はJ1初先発のルーキーDF木村誠二を起用。長谷川健太監督の大胆な起用法のもとで連勝していることは、チームの総合力アップという点でも大きなプラスだ。

 今季のアウェイゲームは5勝4分で、まだ一度も敗戦がない。また、『ノエビアスタジアム神戸』での戦績もここ3年間は1勝2分と負けなし。今節も引き分けでは“よし”とせず、総力戦で勝ち点3の奪取を目指す。

【マイナス材料】
 直近のリーグ戦2試合はいずれも1点差での勝利。下位の大分トリニータと横浜FCに対して、順位の差ほど余裕のある試合展開には持ち込めなかった。僅差をものにする勝負強さを発揮しているとの見方もできるが、8月終盤のような勢いは少し落ちていると言えるだろう。

 特にD・オリヴェイラを欠くと、当然ながらカウンター攻撃のスピードが不足することに。また、MFレアンドロは攻撃の司令塔として欠かせない存在だが、前節の横浜FC戦は再三の決定機を作りながら決めることができず、疲労の色もうかがえた。連続出場を続けるFW永井謙佑やDF小川諒也らにもプレーの正確性を欠く場面が見受けられた。

 どの対戦相手に対してもギリギリの戦いが続いている。技術力の高いヴィッセル神戸を相手に状況を見極めた戦いができなければ、勝ち点1さえ失う可能性もある。

文:totoONE編集部

サッカーキング

「東京」をもっと詳しく

「東京」のニュース

「東京」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ