メジャーで通用しそう?今オフ移籍しそうな投手に球界OBが期待感「いろいろ多彩なんだよ」

2023年9月13日(水)16時20分 ココカラネクスト

上沢は防御率2.84とまずまずの数字を残している。コントロールの良さはこの男の長所のひとつだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 
 オリックスの山本由伸やDeNAの今永昇太など、今オフにメジャー球団との契約が噂されている投手は多い。実際、複数のメジャー球団のスカウトも視察に訪れるなど、現段階でもかなりの注目度だ。ただ、山本や今永といったタイトルホルダーばかりではなく、メジャーで通用する可能性を秘めている投手もいる。

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 現役時代に大洋(現DeNA)で活躍した高木豊氏は自身のYouTubeチャンネルで、山本、今永、西武の高橋光成とともに、来シーズンのメジャー挑戦を表明している日本ハムの上沢直之についてコメントした。まず「新庄監督が背中を押している。『自分もメジャーに行った経験があるから、そういう経験をするのも選手として悪くない』って」と指揮官からの後押しの影響は大きいという。

 次に「上沢の良いところって縦割れのカーブ。縦割れのカーブからチェンジアップ、フォークといろいろ多彩なんだよ」「コントロールが良いところ。そういう意味では通用しそうな感じがする」と上沢のストロングポイントを並べる。

 メジャーでは速いボールをどんどん投げ込み、小さい変化で勝負する投手が多い中、「上沢は違う。大きな変化を持っているから、他との違いというのは特徴として持っている」とメジャーにはあまりいないタイプの投手のため通用する可能性は十分あると話す。

 また、「バウアーを見てるとパワーカーブ。あれがあるからサイ・ヤング賞を取れてるんだと思う。あと多彩でしょ?」「手を変え品を変えでやっていかないと、バッターの技術も上がっているから。そういう意味では上沢は面白い」とメジャーで実績十分なバウアーと上沢の投球を重ね、期待感を覗かせた。

 上沢は現在防御率2.84、8勝8敗と悪くない成績を残している。ここからさらに状態を上げ、勝ち星を二桁に乗せるようだと、より良い契約を勝ち取れる確率も上がるだろう。残り数試合しかない登板でナイスピッチングを連発してメジャー行きの切符を手繰り寄せたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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