前線に強力な4人…コンテ監督、ソン先発落ちの可能性に「その選択肢があるのは良いこと」

2022年9月13日(火)17時12分 サッカーキング

左からリチャーリソン、ソン、ケイン、クルゼフスキ [写真]=Getty Images

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 トッテナムのアントニオ・コンテ監督が、前線のローテーションについてコメントした。12日にイギリスメディア『Football London』がコメントを伝えた。

 これまでイングランド代表FWハリー・ケインと韓国代表FWソン・フンミンの2枚看板がチームの攻撃をけん引してきたが、今年1月にスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキ、今夏にブラジル代表FWリチャーリソンが加入。プレミアリーグでは開幕5試合でケイン、ソン、クルゼフスキの3トップが先発していたものの、3日の第6節フルアム戦と7日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第1節マルセイユ戦ではリチャーリソンがクルゼフスキに代わってスタメン入り。マルセイユ戦では起用に応えて2ゴールを挙げた。

 10日に予定されていたプレミアリーグ第7節マンチェスター・C戦が延期となり、13日のCL・GS第2節スポルティング戦で1週間ぶりに公式戦を戦うコンテ監督は、前日会見で前線の競争に言及。「どの監督も、3つのポジションに4人の選手がいるという、この手のポジティブな問題を好むと思う。4つの大会、特にCLに出場するためには選手層が厚くなければならない。だから、私たちは正しい道を歩んでいる」と語り、次のように言葉を続けた。

「今、私たちには4人の選手がいるが、どの選手もプレーする価値がある。ソニー、ハリー、デキ(クルゼフスキ)でスタートし、直近の2試合はリッチーにプレーしてもらうことにした。この前のマルセイユ戦のように、3人の重要な選手がスタメンで出場し、ベンチにもう一人我々を助けてくれる選手がいる。0−0のとき、私はデキをピッチに投入し、より攻撃的になるために3人のストライカーを残すことにした。これは私にとって重要な解決策だと思う」

 コンテ監督に対しては、今年3月に「ソンをスタメンから外すことはクレイジー」と発言していたことに関する質問も。イタリア人指揮官は「重要なものを作ろうとするとき、野心を持って何かを作ろうとするとき、競争力を持って勝つために戦おうとするとき、古い習慣を変えなければならない。そのためには、選手全員がローテーションを受け入れなければならない」と答え、今後ソンがベンチスタートする可能性もあることを認めた。

「4人のうち1人を外すことはとても難しいが、チームのため、選手のために最善の決断をしなければならない。時には、休ませて試合に出さなかったり、20〜30分だけ出場して次の試合に臨んだ方がいいこともある」

「確かに、私はこれまでの習慣を変えようと思ってここにいる。古い習慣とは、選手たちが毎試合プレーすることに慣れてしまっていることだ。このような状況では、勝つための大きな可能性がなくなってしまう。選手たちを喜ばせようと思っても、ビッグクラブには大きなチーム、層の厚いチームがある。だから、この4人のうちの1人に何が起ころうとも、それは普通のことだ。私のような監督にとって、このような選択肢があるのは良いことなのだ、ということを分かってほしい」

 CLグループD第2節スポルティングvsトッテナムは、日本時間14日25時45分(15日1時45分)のキックオフを予定している。

サッカーキング

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