途中出場からハットトリックの大暴れ…今季初ゴール含む3得点のソンを地元メディアも最高評価で称賛！

　トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンが、ハットトリックの大活躍で地元メディアから最高評価で称賛された。17日、イギリスメディア『フットボールロンドン』が伝えている。

　同日、トッテナムはレスターとホームで対戦。先制点を許すなど、前半は2−2の同点で折り返すが、1点をリードした59分からソンが登場。すると、73分にはドリブルから右足、84分には左足インサイドで巻いたシュート、86分にはデンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュアのスルーパスに抜け出して右足で流し込み、ハットトリックの素晴らしい活躍。嬉しい初ゴールも飛び出すと同時に、チームを勝利に導き、開幕からの無敗キープに貢献した。

　試合後、『フットボールロンドン』は選手採点を実施。ソンについて、以下のように評価した。

「10点満点。4点目を決めるためにピッチへ。ベンタンクールのパスに走り込み、素晴らしいシュートを右上隅に突き刺した。スタジアムのあちこちから大きな歓声も沸き起こった。加えて、左足でウォード（レスターGK）を嘲笑い、ホイビュアのパスに走り込み、ハットトリックを決めた。状況は良くなるだけだ。14分間のハットトリックで彼を語る方法は何だろうか？」

　また、他の選手たちについては以下のように採点。ウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールも、ソンと並んで最高評価を獲得している。

（評価は10点満点）

■ウーゴ・ロリス
8点。ティーレマンスのPKをセーブしたが、両足共にゴールラインから離れたため、やり直しに。彼の手には負えないものだった。マディソンのループシュートについては良い対応は出来なかったものの、ダカのヘッドを防ぎ、後半にも2〜3度相手のチャンスを防いだ。

■ダビンソン・サンチェス
5点。ジャスティンに突っ込んでしまい、早い時間にPK献上。その後、コーナーキックから決めるも、相手GKウォードに対してファールしたと厳しい判定もされた。

■エリック・ダイアー
7点。ペリシッチのコーナーキックから21分に得点。イングランド代表復帰を祝う、今季2得点目となった。マディソンの得点に関しては、もう少し近づいて対応出来たかもしれない。

■クレマン・ラングレ
6点。マディソンの2点目は、セセニョンのカバーにいるべきだったが、居なかった。堅実なパフォーマンスではあったが、彼の以前見せていたもの程、目を引くものでは無かった。

■イヴァン・ペリシッチ
7点。右サイドで良い守備が出来ず、PKを与える一因に。しかし、右サイドからの強力な攻撃ですぐにミスを取り返し、ダイアーのゴールをアシスト。サンチェスのヘッドであわや2アシスト目にもなりそうだったが、守備面では良くない瞬間も。

■ピエール・エミール・ホイビュア
7点。スパーズが中盤でオープンになっていたこともあってか、良くないパスもあったが、試合が進むにつれて改善。ソンの3点目をアシスト。

■ロドリゴ・ベンタンクール
10点満点。前半は杜撰な場面も散見されたが、後半の早い段階でエンディディから中盤でボールを奪い返すと、走り抜けてトッテナムでの初ゴール。その後、ソンの2点目もアシストし、素晴らしい後半を締めくくった。

■ライアン・セセニョン
6点。レスターの2点目では、カスターニュによって簡単に左サイドを突破された。
その後に右に移ったが、後半に左へ復帰。ハードワークはしたが、ファイナルサードでの貢献は不十分。

■デヤン・クルゼフスキ
7点。トレードマークのクロスを武器に、8分でアシストを記録。だが、試合が進むにつれて存在感が薄くなり、コンテが3−5−2に切り替えたため、犠牲になった。

■ハリー・ケイン
８点。クルゼフスキのピンポイントクロスから頭であわせて同点。ソンの2点目もアシスト。いくつかだらしない瞬間はあったが、後半が進むにつれて改善。

■リチャーリソン
６点。スパーズの2点目に繋がるコーナーキックを獲得。多く努力はしているものの、ゴール／アシストがここまで少ない。

＜サブ＞
■エメルソン・ロイヤル
6点。右サイドに投入され、いつもの堅実な守備をもたらす。

■クリスティアン・ロメロ
7点。守備にアグレッシブさを取り戻した。相手ゴール前でのチャンスは逃すも、ソンのオフサイドがあったため、赤面することは免れた。

■イヴ・ビスマ
7点。「守備面で改善の必要がある」というコンテからの言葉に、すぐ反応。スパーズ陣内のペナルティーエリアの端で完璧なタイミングのタックルを仕掛けた。そして、スパーズが3−5−2に完璧に切り替えるのに貢献した。