前半でディ・マリア退場、ユーヴェが今季セリエA初黒星…“新体制”のモンツァは記念すべき初勝利

2022年9月19日(月)0時0分 サッカーキング

ユヴェントスは前半からリズムを掴めず… [写真]=Getty Images

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 セリエA第7節が18日に行われ、ユヴェントスとモンツァが対戦した。

 3シーズンぶりの“王座奪還”を掲げてシーズンに臨んだユヴェントスは、ここまで2勝4分と安定して勝ち点を積み上げられていない。11日に行われたサレルニターナ戦では、後半アディショナルタイムにレオナルド・ボヌッチが同点弾、アルカディウシュ・ミリクが逆転弾を挙げたものの、ミリクのゴールはオフサイドと判定されてまさかの取り消しに。判定は物議を醸すものではあったが、勝ち点「3」を逃したことは事実だ。ミッドウィーク開催のチャンピオンズリーグ(CL)・グループH第2節ベンフィカ戦では1−2と敗北を喫しており、悪い流れで今節に突入することとなった。

 一方、セリエB(イタリア2部)の昇格プレーオフを制してクラブ史上初のセリエAに挑戦しているモンツァは、開幕から5連敗と最悪のスタートに。13日にはジョヴァンニ・ストロッパ監督の解任が発表され、プリマヴェーラのチームを指導していたラッファエレ・パッラディーノ氏が後任としてチームを指揮することが発表。パッラディーノ新監督の初陣は強豪との一戦になるが、今季初白星を掴めるだろうか。

 ユヴェントスは前節のサレルニターナで退席処分となったマッシミリアーノ・アッレグリ監督がベンチ入りできず、アシスタントコーチが指揮を執ることに。スターティングメンバーにはレアンドロ・パレデス、アンヘル・ディ・マリア、ドゥシャン・ヴラホヴィッチらが並んでいる。ミリク、フアン・クアドラードは出場停止のため欠場となった。

 試合は序盤からホームチームのモンツァが押し込み、ユヴェントスはなかなかリズムを掴むことができない。直近の不調をそのまま引きずる形となったユヴェントスは、40分にアクシデント発生。ピッチ中央付近でボールを持ったディ・マリアが、アルマンド・イッツォの激しいマークに対し、肘を振ってしまう。主審は迷わずレッドカードを提示し、ユヴェントスは残り時間を10人で戦うことになってしまった。

 互いに決めてを欠いて迎えた後半も、なかなかユヴェントスのギアは上がらない。すると73分、モンツァが試合の均衡を破る。右サイド高い位置でボールを持ったパトリック・チューリアが左足でゴールに向かうクロスボールを供給すると、ボックス内でDFの背後に入っていたクリスティアン・ギトケアーが反応。倒れ込みながらボールを押し込み、モンツァが先手を取った。

 1点を追うユヴェントスは81分、右サイドを突破したウェストン・マッケニーのクロスボールから、モイーズ・キーンがヘディングシュートを放つも、ボールはGKの正面へ。

 その後はセットプレーを中心に反撃の機会を得たものの、ユヴェントスはなかなかチャンスを作り出せない。試合はこのままタイムアップを迎えた。ユヴェントスにとっては今季のセリエA初黒星、CLを含めると公式戦2連敗となってしまった。対照的に、モンツァは監督交代後の初陣で白星を掴み、記念すべきセリエA初勝利を飾っている

 次節、ユヴェントスは10月2日にボローニャをホームに迎える。一方、モンツァも同じく10月2日に、敵地でサンプドリアと対戦予定だ。

【スコア】
モンツァ 1−0 ユヴェントス

【得点者】
1−0 74分 クリスティアン・ギトケアー(モンツァ)

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