ビジャレアル、エイバルに逆転勝利! 久保は途中出場、乾には絶好機…武藤のデビューはお預け

2020年9月20日(日)0時56分 サッカーキング

ビジャレアルとエイバルが対戦した [写真]=Getty Images

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 リーガ・エスパニョーラ第2節が19日に行われ、MF久保建英が所属するビジャレアルが、FW武藤嘉紀とMF乾貴士が所属するエイバルと対戦した。

 ビジャレアルは開幕節でFW岡崎慎司が所属するウエスカと対戦し、1−1のドロー。77分からの出場でビジャレアルデビューを果たした久保は、今節もベンチスタートとなった。一方、エイバルは前節、セルタと対戦してスコアレスドロー。同試合に先発出場を果たし61分までプレーしていた乾はこの試合も先発。16日にニューカッスルから1年間の期限付き移籍でエイバルに加入した武藤は、ベンチからリーガデビューを待つことになった。

 ホームのビジャレアルは9分、モイ・ゴメスのグラウンダークロスにジェラール・モレノがダイレクトで合わせ、左足でゴール右下隅に流し込んでネットを揺らす。しかし、G・モレノはわずかにオフサイドラインを超えていたため、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のレビューでゴールは取り消された。

 21分、エイバルにビッグチャンスが到来。ビジャレアルのコーナーキックをキャッチしたGKマルコ・ドミトロヴィッチが前方に素早くフィードを送ると、乾は見事なトラップでボールをコントロール。寄せてきた相手DFを突破してゴール前まで運び、フィニッシュに持ち込んだが、シュートは相手GKにセーブされた。

 エイバルは36分、右から中央へと繋ぎ、最後はエドゥ・エスポジトがエリア手前から左足を振り抜く。シュートは枠を捉えていたが、ビジャレアルの GKセルヒオ・アセンホが手で弾いてコーナーに逃した。前半はお互いに得点が生まれず、スコアレスで折り返した。

 ビジャレアルは46分、サミュエル・チュクウェゼのスルーパスに抜け出したG・モレノが反応したが、飛び出した相手GKに阻まれゴールならず。48分にはダニ・パレホがインスイングで供給したフリーキックにラウール・アルビオルが合わせたが、枠を捉えられなかった。

 すると50分、試合の均衡が破れる。エイバルは中盤で相手のパスミスからポゼッションを得ると、乾を経由してボールはエスポジトの元に。エスポジトが相手DFの間に絶妙なスルーパスを通し、反応したキケ・ガルシアは相手GKをかわして左足で流し込んだ。

 しかし63分、ビジャレアルが試合を振り出しに戻す。チュクウェゼの折り返しをエリア内でコントロールしたG・モレノは、シャープな切り返しで相手の動きを止めると、振り向きざまに右足一閃。鋭いシュートをゴール左下隅に突き刺した。さらに71分、G・モレノの絶妙なスルーパスから抜け出したパコ・アルカセルが、相手GKとの一対一も制してネットを揺らす。最初はアルカセルがオフサイドと判定されたが、VARのレビューでゴールが認められ、ビジャレアルが逆転に成功した。

 74分、ビジャレアルの陣地に高く上がったボールが蹴り込まれると、R・アルビオルと飛び出したGKアセンホはお見合い。この隙に乾がボールを奪いに行くと、アセンホが乾に突進し両者は交錯。しかし、エイバル側のオフサイドが取られ、アセンホにお咎めはなかった。さらに、このプレーの際に、アセンホの高く上がった後ろ足がR・アルビオルの顔面に直撃。同選手は激しく出血し、ソフィアン・チャクラとの交代でピッチを後にした。

 久保は85分から出場。89分には右サイドの深い位置から中央へと侵入し、相手DFとGKの間にパスを通したが、味方は合わせることができなかった。後半アディショナルタイム5分には、中央への折り返しを受け、ドリブルで仕掛けてから自らシュート。しかし、相手にブロックされてシュートの勢いを殺され、ドミトロヴィッチにキャッチされた。

 試合はこのまま終了し、武藤のデビューはお預けとなった。次節、ビジャレアルは27日にアウェイでバルセロナと、エイバルは25日にホームでアスレティック・ビルバオと対戦する。

【スコア】
ビジャレアル 2−1 エイバル

【得点者】
0−1 50分 キケ・ガルシア(エイバル)
1−1 63分 ジェラール・モレノ(ビジャレアル)
2−1 71分 パコ・アルカセル(ビジャレアル)

サッカーキング

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