【大学野球】2季ぶり勝ち点獲得の神院大 左腕・岡田悠作は「任された試合は投げきって勝つ」と覚悟

2024年9月20日(金)15時10分 スポーツ報知

神院大・岡田悠作

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 2024年の関西六大学野球秋季リーグ戦は9月2日に開幕した。大商大がリーグ記録をさらに更新する6季連続優勝に向けて、開幕4連勝と好発進。同じく開幕4連勝の大経大のほか、神院大、京産大、龍谷大、大院大は絶対王者の連覇を止めることができるのか? 10月24日のドラフト会議で1位候補に挙がる大商大の渡部聖弥外野手、指名候補の林翔大投手(ともに4年)ら各大学の注目選手を紹介する。

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 神院大3年の岡田悠作が今秋、さらなる成長曲線を描く。「任された試合は投げきって勝つ」。チームは第2節で大院大に連勝し、23年秋の同カード以来1年ぶりに勝ち点を獲得した。故障で戦線を離れるエース・藤井に代わって勝利に導く。

 昨秋の新人戦決勝。大商大を5安打で完封し、最優秀選手賞を獲得。今春リーグ戦では、7試合に先発するフル回転で2勝を挙げる成長を見せた。ただ、延長10回までもつれた大商大戦で7回3失点と粘投したものの、勝利をつかめなかった。「同点で降りることになったので悔しかった」。体格差も痛感し、夏は体の強さをテーマに猛練習した。リーグ戦期間中も、試合前日以外は筋肉痛になるまで追い込む日も多い。

 持ち味の一つは、制球力の高さを生かした自由自在の投球フォーム。通常の投げ方に加え、2段モーションとクイックの3種類を打者によって使い分ける。「いきなり投げ方を変えて、タイミングを取らせないのが狙い」。初めはストライクが入らなかったが、キャッチボールから意識的に取り組んで習得した。

 今秋は大商大戦で開幕投手を任されながら持ち味を出し切れず、4回5失点で敗戦投手となった。「4勝が目標なので、もう負けられない」。強い覚悟で残りのマウンドを守り抜く。

 ◆岡田 悠作(おかだ・ゆうさく)2003年6月10日、神戸市生まれ。21歳。5歳から上馬北パワーズ(東京)で野球を始め、本山南小1年から本山フレンズに所属。本山南中では、兵庫伊丹ヤングでプレー。神戸国際大付では2年秋からベンチ入り。主に外野手として3年春夏の甲子園に出場し、夏は8強。神戸学院大では1年春からベンチ入り。最速144キロ。変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム、カットボール。

スポーツ報知

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