レアル・マドリード、CLでも主役はベリンガム! 後半ATに決勝弾、ウニオンを下し白星発進

2023年9月21日(木)3時49分 サッカーキング

最後の最後で値千金の決勝弾を決めたベリンガム [写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグ(CL)・グループC第1節が20日に行われ、レアル・マドリード(スペイン)とウニオン・ベルリン(ドイツ)が対戦した。

 2シーズン前の王者であり、史上最多14回の優勝(前身大会の時代も含む)を誇るレアル・マドリードが、今季は“覇権奪還”を掲げて欧州の戦いに臨む。昨季は準決勝でマンチェスター・シティ(イングランド)に敗れ、4強敗退となっていた。今季はここまでラ・リーガでは5連勝と絶好のスタートを切っており、この勢いをCLにも繋げていきたい。対するウニオン・ベルリンは今季が初のCL出場。今季は公式戦3連勝と好スタートを切ったものの、現在はブンデスリーガ2連敗を喫しており、嫌なムードを払拭するアウェイゲームとしたい。

 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で行われるCLの開幕戦に向けて、ラ・リーガ5試合で5ゴール1アシストと圧巻の成績を残しているジュード・ベリンガムを筆頭に、ルカ・モドリッチやロドリゴらをスタメンで送り出した。ルーカス・バスケスとナチョ・フェルナンデスは今季の公式戦初の先発に並んでいる。一方、ウニオン・ベルリンはレオナルド・ボヌッチ、ロビン・ゴセンス、シェラルド・ベッカーらがスターティングラインナップに名を連ねた。

 試合は立ち上がりからレアル・マドリードが攻撃に出る場面が続く。3分、敵陣左サイドで前を向いたベリンガムが早い段階でクロスボールを送ると、ペナルティエリア内へ走り込んだホセルが頭で合わせるも、ここはGK正面へ。続く6分には右サイド高い位置を取ったL・バスケスからのクロスボールでホセルがヘディングシュートを狙ったが、枠を外れた。

 その後もレアル・マドリードがボールを保持する時間が続いたが、ウニオン・ベルリンもボヌッチを中心に強固な守備ブロックを敷き、レアル・マドリードに決定機を与えない。前半はこのままスコアレスで終了した。

 後半に入るとレアル・マドリードが攻撃のギアを上げる。51分、L・バスケスからの浮き球パスで右サイドを突破したロドリゴが、角度のないところから右足で狙うも、ここはGKフレデリク・レノウに弾き出される。こぼれ球を拾ったモドリッチが内側を駆け上がったL・バスケスを使い、中央へのボールに再びロドリゴが合わせたが、強烈な右足ボレーシュートは右ポストに嫌われた。

 さらに56分、モドリッチからのスルーパスでペナルティエリア左へ侵入し、マイナスへ折り返すと、ホセルが左足でフィニッシュ。しかし、再びGKレノウに阻まれる。63分には右サイドでボールを持ったロドリゴからのクロスボールをホセルが頭で叩いたが、今度は左ポストに直撃した。

 なおも攻めるレアル・マドリードは69分、モドリッチが強烈なミドルシュートを放つも、再びGKレノウがビッグセーブを見せる。83分には敵陣右サイドで前を向いたベリンガムからのクロスボールに、ボックス中央で前に入ったホセルがボレーシュートを放ったが、右足で狙った一撃はわずかにゴール右へ外れた。

 後半アディショナルタイムに入ってもレアル・マドリードが怒涛の攻撃を続けたが、ウニオン・ベルリンも集中力を切らさない。試合はこのままタイムアップを迎えるかに思えたが、最後の最後で『サンティアゴ・ベルナベウ』のピッチで“役者”が魅せた。レアル・マドリードは左コーナーキックを獲得すると、トニ・クロースが素早くショートで繋ぐ。待っていたフェデリコ・バルベルデが強烈なミドルシュートを放つと、ブロックされたボールがボックス内で混戦を生み、最後はブラヒム・ディアスとともに飛び込んでいたベリンガムがゴールネットを揺らした。

 試合はこのままタイムアップ。レアル・マドリードがCLの初戦から“マドリディスモ”を見せつける結果となり、苦しみながらもウニオン・ベルリンを下した。

 次節のCL・グループステージは10月4日に開催される。レアル・マドリードは敵地でナポリ(イタリア)と、ウニオン・ベルリンはホームでブラガ(ポルトガル)と、それぞれ対戦予定だ。

【スコア】
レアル・マドリード 1−0 ウニオン・ベルリン

【得点者】
1−0 90+4分 ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)

サッカーキング

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