ソフトバンク・周東&今宮 新旧選手会長コンビでV前進 周東「優勝に向けてワクワクしながらやっている」

2024年9月21日(土)5時0分 スポーツニッポン

 ◇パ・リーグ ソフトバンク4ー0オリックス(2024年9月20日 みずほペイペイD)

 首位・ソフトバンクは20日、オリックスを4—0で下し、連敗を2で止めた。2回に選手会長・周東佑京内野手(28)の右越え適時二塁打で先制。1—0の3回には昨季まで選手会長を務めた今宮健太内野手(33)の左越え6号ソロでリードを広げた。新旧選手会長の活躍で4年ぶりのリーグ優勝にまた一歩前進。2位・日本ハムが勝ったために優勝マジックは1つだけ減り4で、最短Vは22日となった。 

 自力で優勝マジックを減らし、4年ぶりの歓喜の瞬間にまた一歩近づいた。チーム一丸でのリーグ制覇へ。まずは周東が2連敗中の嫌なムードを吹き飛ばした。

 2回2死二塁の先制チャンス。「来た球をしばこうかなと思いました」。田嶋が初球に投じたカットボールを捉え、右越えの先制二塁打。「プレッシャーがゼロではないですが、優勝に向けてワクワクしながらやれている」。二塁ベース上で力強くガッツポーズして喜びを表現した。

 17日の日本ハム戦の初回に栗原が右前に放って以来12イニングぶりのタイムリーだった。翌18日の同カードは伊藤の前に完封負け。不動の5番だった近藤の不在がクローズアップされる結果となり連敗を喫していた。「いるメンバーでやるしかない。近さん(近藤)の代わりなんて務まらない。誰かの代わりは無理なんだから、おのおのが頑張るだけ」。有言実行の一打で貴重な先制点をもたらした。

 5回にも左前打を放ち2戦連続のマルチ安打。9月は14試合で打率・295をマークしている。今季はプロ7年目で初めて規定打席に到達。選手会長も務める背番号23は「ここ数年、9月がいい。今年も“9月はいい”と思い込んでやっています」と笑みを浮かべた。

 昨季までの選手会長・今宮が続いた。1—0の3回に先頭で田嶋のスライダーを捉えて左翼テラス席に6号ソロ。8回には左中間二塁打でクリーンアップへつなぎ、栗原のダメ押し2ランを呼び込んだ。「近ちゃんがいなくなり点が入ってないところもありますけど、僕ら1、2番が仕事をできていれば点も入っていく。8回のように一つでも多くチャンスをつくっていきたい」と熱い思いを口にした。

 新旧の選手会長の活躍で快勝。小久保監督は「周東はまだそこまで経験はないでしょうけど、侍の経験もしていますしね。やっぱり最後、迫ってくるところでは選手の経験というのは生きますよね」と称え、「今日は絶対に勝ちきらないといけないと思っていた」と大きな白星をかみしめた。 (木下 大一)

スポーツニッポン

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