ホンダF1、メルセデス1台を下し2列目スタート「決勝で訪れるチャンスを逃さぬよう万全の準備を行う」と田辺TD:シンガポールGP
2019年9月22日(日)6時26分 AUTOSPORT web
2019年F1シンガポールGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、フェラーリのシャルル・ルクレール、メルセデスのルイス・ハミルトン、フェラーリのセバスチャン・ベッテルに続く4番手だった。アレクサンダー・アルボンは6番手でグリッド3列目からのスタートになる。
トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは16番手でQ1で敗退、ピエール・ガスリーは13番手でQ2で敗退した。しかし8番手タイムをマークしたダニエル・リカルドがルノーの技術規定違反により予選失格になったため、クビアトとガスリーの予選順位はそれぞれ15番手と12番手に改められた。
FP3ではクビアトのマシンにオイル漏れが発生、チームは原因を調査する一方で、予選に出走することを優先してパワーユニット(PU/エンジン)交換を行った。トロロッソは「シャシー側のオイル漏れ」であることを明らかにしている。なお、過去に使用したパワーユニットへの交換であるため、ペナルティ対象にはならない。
土曜時点でリカルドとセルジオ・ペレスがペナルティにより降格されることが決まっており、暫定グリッドにおいてはガスリーに11番手、クビアトに14番手が与えられている。
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日の予選はフェルスタッペン選手がいつも通りの力強い走りを見せ、2列目スタートとなる4番グリッドを獲得しました。また、アルボン選手は6番手と、初走行となるこの難しいサーキットで確実なパフォーマンスを見せてくれました。
クビアト選手については、FP3走行中にPUとシャシーのジョイント部の問題により、オイル漏れが発生しました。予選までの時間を考慮し、PU交換を行うことに決定しました。
明日はコーナーの多いストリートコースでの戦いになりますので、あらゆる事態を想定し、万全の準備を進めます。