巨人・中田の評価がうなぎ上り 早くもささやかれる「4番査定」とは

2022年9月22日(木)11時46分 ココカラネクスト

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 今やチームの支柱だ。巨人は21日のDeNA戦(横浜)に2ー1と勝利。原監督の執念の采配も実り、3連勝。3位をキープし、目指すCS進出にまた一歩前進した。

 打線は初回二死三塁から4番・中田の中前適時打で1点を先制すると、原監督が勝利への執念を見せたのは6回だ。1点をリードし無死一、二塁の好機にこの日、先制適時打を放っていた4番・中田が打席に入ると送りバントの構え。スタンドから大きなどよめきが起きる中、5月13日に続く、自身通算2個目の犠打を決めた。

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 先発したシューメーカーは4回を4安打1失点で降板。その後はリリーフ陣がつなぎ、最終回は守護神・大勢が締めて、36セーブ目をマーク。1点差を守り切り、価値ある勝利をものにした。

 原監督は6回の中田のバントに関して「最善策と思ったことだから」とキッパリ。過去にも主力選手には勝負どころでバントを命じてきたとあって、意に介さない様子を見せた。

 そしてこの場面、1球でしっかりバントを決めた中田にも称賛の声が高まっている。

 「岡本に代わって4番に入ってからも好調をキープ。本塁打に加えて、状況によっては単打でチャンスメイクに貢献など、柔軟な働きを続けている。このままCSに進出できたら、間違いなく立役者の一人になるでしょうね」(放送関係者)

 9月に入ってからここまで本塁打7本、得点圏打率・545と高い数字を残している。そんな中田をめぐっては、オフの契約更改の「V字回復」もささやかれ始めた。

 昨年は日本ハムから8月に移籍後も成績は低迷。年間通して打率・177、7本塁打、20打点と不振にあえいだ。年俸3億4000万円から、減額制限を超える1億9000万円減の年俸1億5000万円と大幅ダウンが話題を集めた。(年俸は推定)

「成績以上にチームを支えた陰の貢献もある。特に不振に陥った岡本を励まし続け、若手の活躍を後押しするなどチームの中心選手としての活動も評価されています。このままCSに進出して、4番として活躍を続ければ1億円など大幅アップもありうるのではないでしょうか」(同)

 一時は最下位も覚悟したチームの「救世主」として躍動しているとあって、オフの「昇給」幅にも注目が高まっているというのだ。

 17日から始まった勝負の9連戦をここまで4勝1敗と怒涛の勢いを見せている巨人。「ここまできたらがむしゃらにやるしかない」と中田。すっかり「4番顔」となった主砲は目指すCS切符を得るためにまだまだ暴れまくるつもりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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