阪神とオリックスの同日パレード決定 両ファンが待ちわびる「関西シリーズ」2度目実現ならもつれること必至?!

2023年9月22日(金)18時44分 ココカラネクスト

リーグ優勝を決めた阪神とオリックス。両雄による日本シリーズが実現すれば、関西が盛り上がること必至だろう(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 セ・リーグの阪神に続き、パ・リーグはオリックスが9月20日にリーグ優勝を決めた。リーグ2連覇中だったチームは、ここ2年は優勝マジックが点灯しないまま終盤の接戦を制していたが、今年は独走V。関西地区の盛り上がりは相当なものですでに11月23日に、両府県でパレードを行うことが決定。大阪が御堂筋、兵庫は神戸市の三宮で両球団が時間を分けて別々に行うことになった。

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 こうなると俄然、期待が高まってくるのが日本シリーズで史上2度目となる「関西シリーズ」の実現だ。

 史上唯一の関西シリーズは1964年に行われた。パ・リーグを制した鶴岡一人監督率いる南海ホークスと、藤本定義監督率いる阪神タイガースが激突。ともに関西地区で人気のチーム同士の日本シリーズでの初対戦となり、「関西シリーズ」、また当時の親会社がそれぞれ大阪市の梅田と難波の駅を拠点としていたことから「御堂筋シリーズ」と呼ばれ、熱狂を呼んだ。

 セ・リーグは優勝争いがもつれ、雨天順延も重なったことで、阪神はリーグ優勝決定した翌日に日本シリーズに臨むという強行日程となった。甲子園球場で10月1日に行われた第1戦は2−0で南海が先勝。先発したジョー・スタンカが3安打完封の力投を見せスタートすると、翌日の第2戦を阪神が取り返し、1勝1敗の五分で戦いの舞台は大阪球場へ移った。

 大阪球場での第3〜5戦は、阪神が2勝1敗で勝ち越し。3勝2敗と日本一に王手をかけて、8日からの甲子園での第6戦に臨むはずだった。

ところが8日は雨天順延に。9、10日の第6、7戦は初戦に完封勝利をあげたスタンカが再び力投。第6戦に先発し2安打完封とし、3勝3敗に戻すと、勝負の第7戦にも先発。5安打完封の熱投で勝利をたぐりよせ、南海が5年ぶり2度目の日本一の座に輝いた。MVPはいうまでもなく3完封勝利とフル回転の活躍を見せた投手、スタンカが輝いた。

 今後はクライマックスシリーズを経て日本シリーズ出場チームが決まるが、阪神もオリックスも1勝のアドバンテージを持って、本拠地でファイナルステージを行う。今季は両軍ともペナントレースで圧倒的な強さをみせており、両軍の勝ち上がりを予想する声は多い。

 
 なお今季も両軍は交流戦で対戦している。6月13〜15日の交流戦での3試合は、阪神のホームゲームとして甲子園で開催。オリックスが2勝1敗で勝ち越した。

 オリックスは初戦でエース・山本由伸が8回無失点。9回は山﨑颯一郎がおさえて2−0で逃げ切った。

 14日の2戦目は阪神打線が爆発して10安打8得点で8−3と打ち勝った。オリックスは先発したドラフト1位新人の曽谷龍平が4回途中6失点と誤算だった。

 3戦目はオリックスが9回に2点を奪い、3−2で逆転勝利。1点リードの9回を託された相手守護神・湯浅京己から、頓宮裕真と杉本裕太郎がソロ本塁打を放ち、土壇場で試合をひっくり返した。

 交流戦の戦いぶりから見ても、両軍の力や勢いは五分と五分と言っていいだろう。前回1964年は第7戦までもつれた関西シリーズ。半世紀以上の時を経て再現されれば、その時に負けず劣らない熱戦が待っていそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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