移籍金高騰に警鐘を鳴らすヴェンゲル監督「最近の移籍市場はおかしい」
2017年9月23日(土)18時16分 サッカーキング
ウェルベックとラムジーは契約が2019年までとなっている。ヴェンゲル監督は、彼らが2019年に移籍金なしのフリートランスファーでチームを去らないよう、交渉する予定だ。
しかし、ヴェンゲル監督は交渉について「難しくなるだろう」と認めている。また、最近の移籍金高騰の現状によって市場は崩壊し、長期契約が過去のものとなるだろうと展望を述べた。
ヴェンゲル監督は「ウェルベックとラムジーの契約は、私たちが取り組んでいきたいものだ。しかし、最近の動向から、選手たちはますます多くの金を求めるようになり、交渉は難しくなるだろう。それにより契約最終年のギリギリまで交渉する選手が今後は増えていくと思っている。クラブは高い金額を払って契約延長するか、移籍金のために早々に選手を移籍させるかの選択をしなければならない。しかし、最近の市場は少しおかしい。2億ポンド(約300億円)まで高騰してしまっている。これでは適正な契約が結べない」と移籍市場に対する危機感を口にしている。
アーセナルはアレクシス・サンチェス(チリ代表FW)やメスト・エジル(ドイツ代表MF)との契約がまとまっていない問題も抱えている。彼らの契約は2018年までとなっており、判断が迫られている。