前半でまさかの3失点も…チェルシー、後半AT弾などで3点差追いつきWBAに辛くもドロー

2020年9月27日(日)7時19分 サッカーキング

後半ロスタイムに同点弾を決め喜ぶアブラハム(右) [写真]=Getty Images

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 26日にプレミアリーグ第3節が行われ、ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)とチェルシーが対戦した。

 今夏大型補強を敢行したチェルシーは、この日プレミアデビューとなったDFチアゴ・シウヴァがいきなりキャプテンマークを巻くこととなった。また、同じく新加入のMFカイ・ハフェルツやFWティモ・ヴェルナーも先発に名を並べ、GKには38歳のウィリー・カバジェロが起用された。

 試合は開始早々の4分にさっそく動く。WBAが敵陣でボールをカットすると、そのまま左サイドへ展開してボールはFWカラム・ロビンソンへ。エリア内に持ち出したロビンソンは左足を振り抜き、これがDFの股をすり抜けてゴールへ吸い込まれた。2連敗中のWBA相手に不覚をとったチェルシーは反撃に出るも、ヴェルナーのシュートがクロスバーに弾かれるなどチャンスを決めきれない。

 すると25分、最終ラインでボールを受けたT・シウヴァがボールコントロールを誤ると、それをかっさらったロビンソンがGKとの1対1を確実に沈めてWBAが追加点。さらに27分には、CKのサインプレーからファーでフリーとなったDFカイル・バートリーが右足で合わせ、なんとスコアは3−0に。チェルシーは思わぬ点差のビハインドを背負って前半を折り返すこととなった。

 追いつきたいチェルシーは、ハーフタイムに本来の主将であるDFセサル・アスピリクエタとFWカラム・ハドソン・オドイを投入。すると55分、左サイドからカットインしたマウントが距離のあるところからGKの意表を突くミドルを放つと、鋭い弾道がニアサイドに突き刺さった。1点を返して反撃の狼煙を上げる。

 その後もボールを支配するチェルシーは70分、ヴェルナーからパスを受けたハドソン・オドイがハフェルツとのワンツーでWBAのブロックをすり抜けると、そのまま右足でダイレクトシュート。これがファーサイドネットを揺らし、華麗な崩しで1点差に詰め寄る。

 粘るWBAを相手になんとか得点が欲しいチェルシーは、WBA守備陣をロスタイムまで攻め立てる。そして90+3分、CKの流れからエリア内でマウントがグラウンダー性のシュートを放つと、GKが弾いたこぼれ球を最後はアブラハム。右足で確実に押し込み、ついに試合を振り出しに戻すことに成功した。

 試合はこのまま3−3で終了。敵地で苦しんだチェルシーだが、後半の追い上げで辛くも勝ち点1を持ち帰ることとなった。一方のWBAは今季初の勝ち点をゲットした形となったが、3点のリードを守れず悔しいドローとなった。

 次戦、チェルシーは29日にリーグカップ4回戦でトッテナムと、WBAは10月4日にプレミアリーグ第4節でサウサンプトンと対戦する。

【スコア】
ウェスト・ブロムウィッチ(WBA) 3−3 チェルシー

【得点者】
1−0 4分 カラム・ロビンソン(WBA)
2−0 25分 カラム・ロビンソン(WBA)
3−0 27分 カイル・バートリー(WBA)
3−1 55分 メイソン・マウント(チェルシー)
3−2 70分 カラム・ハドソン・オドイ(チェルシー)
3−3 90+3分 タミー・アブラハム(チェルシー)

サッカーキング

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