ホンダPU勢4台が新品スペック4を搭載「トラブルなく初日を終えた。フェルスタッペン最速は明るい材料」と田辺TD:F1ロシアGP

2019年9月28日(土)5時55分 AUTOSPORT web

 2019年F1ロシアGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=2番手/2=1番手、アレクサンダー・アルボンはフリー走行1=6番手/2=10番手だった。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはフリー走行1=19番手/2=12番手、ピエール・ガスリーはフリー走行1=12番手/2=6番手という結果だった。


 今回4台にホンダの最新スペック4パワーユニット(PU/エンジン)の新品エレメントが投入されたため、4人はグリッドペナルティを受けることが確定している。


 金曜時点で、フェルスタッペン、アルボン、ガスリーの3台にはICE(エンジン)の新品が入れられ、クビアトにはICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kが新たに投入されたことが、FIAから発表されている。クビアトは最後方からのスタート、他の3人は5グリッド降格のペナルティを受ける見込みだ。


 FP1序盤、クビアトはトラブルによりコース脇でマシンをストップ。トロロッソは燃料システムの問題が発生したと説明している。パワーユニットに問題がないことが確認され、クビアトはFP2で同じパワーユニットを使用して走ったということだ。


 また、FP2ではアルボンがコースからはみ出した際にフロアにダメージを負い、修理のために走行時間を失っている。

2019年F1第16戦ロシアGP金曜 ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今シーズン残りのレースでのPU使用計画を考慮し、ここロシアで4台すべてのマシンに新品のスペック4 ICEを搭載して今日のセッションに臨みました。クビアト選手についてはバッテリー以外すべてのコンポーネントを投入しているため、決勝レースは最後尾からのスタートになりますが、その他の三人についてはICEのみの交換のため、5グリッド降格のペナルティを受けることになります。


 FP1ではクビアト選手のマシンに、FP2ではアルボン選手のマシンにトラブルが発生し走行時間を失うなど必ずしもスムーズな一日とは言えませんでしたが、新たに使用開始した4台のPUに問題はなくセッションを終了しました。金曜とは言えフェルスタッペン選手がFP2でトップ、ガスリー選手が激しい戦いの中団でトップの6番手と明日以降に向けて明るい材料だと感じています。



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