ふたりのシューマッハーにふたりのクビアト!? 母国グランプリでF3に謎のヘルメット登場【F1ロシアGPブログ】

2019年9月28日(土)17時12分 AUTOSPORT web

ロシアのみなさま、おはようございます。


日本のみなさま、こんにちは。オートスポーツwebのはるろう@初ロシアです。


いろいろ、かくかくしかじかでソチに来ることができまして、軽いサプライズが絶えないロシアでの毎日です。それはともかく! まずはサーキットでのいろいろダイジェストをお届けしたいと思います。


今回のロシアGPはサポートレースでハコ車の走行がいっさいなく、FIA-F3、FIA-F2、そしてF1とまさにフォーミュラ三昧なグランプリ。


しかも、F3には角田祐毅選手に名取鉄平選手、F2には松下信治選手に佐藤万里音選手と、期待の若手日本人ドライバーがたくさん参戦しております(肝心のF1にはいないのがなんとも悲しいですが……きっとそのうち乗ってくれるでしょう!)


まずは木曜日と金曜日をまとめて。


スーパーフォーミュラの岡山戦が同日開催されていますが、ウオモ スノコ チーム ルマンのアーテム・マルケロフ選手が先日のスパのレースで亡くなったアントワーヌ・ユベール選手に替わってBWTアーデンから今回のロシアFIA-F2に参戦。


スーパーフォーミュラでもチーム・ルマンがピンクのカラーリングだったこともあるからか、アーデンのスーツもほとんど違和感がありません。地元ロシア出身ということもあって、ファンからよく撮影やサインを求められていました。


今回は何かとヘルメットに関する話題が多いですね。ダニール・クビアト選手はロシア仕様のスペシャルカラーのヘルメット変更が認められなかったことがニュースになって、結局、いつものヘルメットで走行。

(C)xpb


スペシャルカラーのヘルメットは残念ながらお蔵入り……かと思われましたが、なんと、FIA-F3でもうひとりのクビアト選手を発見!?

(C)FIA-F3


実はこちら、カーリンから参戦中の名取選手。なんと名取選手、前回のモンツァのレース後にいつものトランポにヘルメットを入れていたのに、そのトランポは今回ソチに来ない便だったそうで、ヘルメットが届いていない驚きの状況に。


そこで変わりのヘルメットを、ということでヘルプしてもらったのが、クビアト選手のヘルメットだったそうです。ロシアのファンはびっくりしたかもしれませんね。


アレクサンダー・アルボン選手のヘルメットはサイズが大きかったそうで、クビアト選手のサイズが合ったということでしたが、これ、もしかしたらボツになったスペシャルカラーリングのヘルメットですかね?


使用するときは後ろのレッドブルロゴまわりはさすがに急造のカッティングシートで隠されていましたが、気になります。


ちなみに、名取選手は「チームがトランポのことをまったく教えてくれなくて……」と、困惑していましたが、土曜日には自分のヘルメットも到着するとのことです。


そしてこちらは、FP1(フリー走行1)が終わった直後、ホンダのホスピタリティをフラっと訪れたジェンソン・バトン選手。


今回は私服で訪問していて、左手には、いつも使用アライ製のヘルメットを持っています。


ヘルメットをこちらの現地に受け取りに来たのでしょうか?


「DTM用(翌週のホッケンハイムでRAYBRIG NSX-GTで出場するため)のヘルメット?」と聞く、ホンダの山本雅史マネージング・ディレクター(MD)


「この後のFP2用だよ!」と、切り返すバトン選手


そのリアクション、さすがです。ジョークもジェントルです。スマートです。レッドブル・ホンダに乗るところちょっと見てみたいです。


そのバトン選手、コースサイドでもお会いしました。隣にはポール・ディ・レスタ選手。ご存知、元フォースインディアF1、今はDTMのアストンマーチンで参戦中のドライバーです。来週のホッケンハイムの話をしているのでしょうか。いやいや、F1のスカイTVなどの解説のようですね。


前回、FIA-F2モンツァのレース1で優勝した松下信治選手、このロシアではまずは優勝ドライバー対象のスペシャル撮影になりまして、いろいろなシチュエーションでカメラマンに撮影されています。隣はカンポスのジャック・エイトケン選手。


お互いヘルメットを持っての撮影ですが、エイトケン選手は今回、特別なヘルメットを装着して走行します。


亡くなったユベール選手に哀悼の意を込めてということで、FIA F2に参戦する同じルノー系育成ドライバー5人が着用するとのこと。ちょっと見分けが付きづらくなるかもしれませんね。’(C)FIA-F2


ヘルメットだけでなく、ロシアでは他にも話題がたくさんです。そのひとつが、ダブル・シューマッハー。


モンツァのFIA F3のレース1でアクシデントで負傷して今回欠場したアレックス・ペローニに変わって、カンポスからラルフ・シューマッハー選手の息子、ダービッド・シューマッハー選手が参戦します。


そしてFIA-F2ではご存知、ミハエル・シューマッハー選手の息子ミック・シューマッハー選手が参戦中で、カテゴリーが違うものの、ロシアのソチにふたりのシューマッハーがレースに出場するわけです。

(C)FIA F2


ダービッド選手の父、ラルフもサーキットに来ていて、息子の近くで見守っていますが、ダービッドとミックが話しているところは、木、金では見られませんでしたね。親戚だけど、それほど親しいわけではないのかな? そのあたり、後々取材を進めたいと思います。


まだまだ写真をたくさん獲ったのですが、ロシアの通信環境ではLINEなどが通常どおり使用できず、VPNを入れて使用しなければいけないなど、いろいろ苦労しております。また、そのあたり解決しましたら続報、お届けさせていただきますね〜。


AUTOSPORT web

「ロシア」をもっと詳しく

「ロシア」のニュース

「ロシア」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ