引退表明の小野伸二にオランダメディアも惜別「UEFAカップ優勝の中心選手だった」

2023年9月28日(木)7時11分 ココカラネクスト

稀代の天才が44歳の誕生日を迎えた27日に現役引退を表明した(C)Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌の元日本代表MF小野伸二が9月27日、自身のインスタグラム上において、今季限りで現役引退することを発表した。

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「サッカーと出会い39年間もの間、僕の相棒として戦ってくれた“足”がそろそろ休ませてくれてと言うので、今シーズンを歳にプロサッカー選手としての歩みを止めることを決断しました」(小野伸二インスタグラムより)

 高校卒業後、1998年に浦和レッズに入団し、その年の4月に行われた韓国との国際親善試合でA代表デビューを果たす。さらにワールドカップにも日本が初めて参加したフランス大会から、2002年の日韓大会、2006年ドイツ大会と3度出場。また、20代からはオランダの名門フェイエノールトに移籍するなど、国内外で実績を残し「天才」の呼び声を欲しいままにした。

 本人の発表直後より日本国内に広まることとなったこの現役引退のニュースは、かつてプレーした地、オランダでも報じられている。ニュースサイト『NU.nl』では、「元フェイエノールトMFシンジ・オノが44歳で引退」とのトピックを配信。「44歳にして長いキャリアに終止符を打つことを発表した。このMFは今年いっぱいで北海道コンサドーレ札幌を退団する」と伝えた。

 さらに「オノは今世紀初頭、フェイエノールトの選手としてオランダで有名になった。2001年夏から2006年1月までプレーした。2002年にはUEFAカップで優勝したチームの中心選手だった」とオランダ国内での実績を紹介。

 また、オランダ国内紙『BN DeStem』でも公式サイト上において小野の引退のニュースを扱っており、その中では「この4年間、日本では20試合ほどしか出場できなかった」と近年のプレー内容の他、「オノは現在負傷中だが、いずれにせよ今後数か月は出場機会を得たいと考えている」と綴っている。

 他にも「長いキャリアの中で、オノは浦和レッドダイヤモンズ、VfLボーフム、清水エスパルス、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、FC琉球でもプレーした。浦和レッドダイヤモンズでは2007年にアジアチャンピオンズリーグで優勝。2002年にはアジアサッカー連盟からアジア年間最優秀選手に選ばれた」と歴代の所属クラブ名や、キャリアでの功績も振り返っている。

 眩い軌跡を描いてきた中で、大怪我にも苦しんだ小野。長きに渡ったサッカー人生の幕が間もなく、閉じられることになる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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