織田信成、今季限りで現役引退を表明 ラストシーズンのSP「マツケンサンバ」初披露

2024年9月28日(土)13時45分 スポーツニッポン

 ◇フィギュアスケート・近畿選手権第2日(2024年9月28日 大阪府立臨海スポーツセンター)

 フィギュアスケート・近畿選手権第2日(2024年9月28日 大阪府立臨海スポーツセンター)

 男子SPが行われ、織田信成(大阪スケート倶楽部)は76・62点をマークして5位発進となった。

 今季のSP曲「マツケンサンバ2」を初めてお披露目。冒頭で4回転—3回転の連続トーループを決めると、続くトリプルアクセルは転倒したが、後半の3回転ルッツは成功させた。

 アップテンポな曲調とあって観衆と一緒に盛り上がり、演技中に両腕のフリルを動かす場面も。自身で振り付けした演技を終え、大きな拍手を浴びた。

 「今季で現役は最後にしようと思っていて、その中でSPの曲を探しているときに、松平健さんのショーの広告を見て。“これだ”と思った。マツケンサンバは日本国民のソウルミュージックだと思っているし、みんなが盛り上がれるので」

 織田は22年11月、9年ぶりに現役復帰。昨季は近畿選手権を準優勝し、西日本選手権を制した。目標とした全日本選手権出場の圏内に入ったが、日本アンチ・ドーピング規程に触れたために出場できなかった。

 「膝、関節的にちょっと限界かな」と今季限りで現役を離れる理由を説明した織田。ラストシーズンへの思いから、取材を受けている際には涙も流した。昨季は出られなかった全日本選手権が最大のターゲットで「地元大阪での開催になるので。そこで雄姿を見せられたら」と抱負を語った。

スポーツニッポン

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