チーム・アジアが1-2【順位結果】2023MotoGP第14戦日本GP Moto2 予選総合

　9月30日、2023年MotoGP第14戦日本GP Moto2クラスの予選が栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、ソムキャット・チャントラ（IDEMITSU Honda Team Asia）がトップタイムをマークした。2番手は小椋藍（IDEMITSU Honda Team Asia）、3番手はジェイク・ディクソン（Asterius GASGAS Aspar Team）が続いた。

　日本勢は22番手が野左根航汰（Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp）、24番手が羽田太河（Pertamina Mandalika SAG Team）となっている。

　曇り空の天候の下で、Moto2クラスの予選Q1がスタートした。序盤にダリン・ビンダー（Liqui Moly Husqvarna Intact GP）が1分50秒294でトップに立つ。ゾンタ・ファン・デン・グールベルク（Fieten Olie Racing GP）が2番手、ジェイク・ディクソン（Inde GASGAS Aspar Team）が3番手に並んだ。

　各車が2度目のアタックに入ると、終了間際にアロンソ・ロペス（Beta Tools SpeedUp）がトップタイムを塗り替え、そのままセッション終了。ロペス、ビンダー、グールベルク、ディクソンの4名が予選Q2進出を手にした。野左根は8番手で決勝は22番手から、羽田は10番手で決勝は24番手からスタートする。

　続いて行われた予選Q2は、ややタイミングを遅らせてアタックに向かうライダーたちが多く見られた。まず、初日から速さを見せるチャントラが1分49秒977でトップタイムをマークし、2番手にペドロ・アコスタ（Red Bull KTM Ajo）が並んだ。しかし、そこに小椋が食い込み、2番手に浮上。

　さらに、チャントラは自身のタイムを0.079秒上回り、8年ぶりのオールタイムラップ・レコードを更新。2番手にはQ1から上がってきたディクソン、さらに3番手にはアコスタが並ぶが、1分50秒台の壁は越えられない。

　そこに小椋が1分50秒018で再び2番手につけ、IDEMITSU Honda Team Asiaがワン・ツーに。最後まで首位は変わらず、チャントラが他を寄せ付けない圧倒的速さを見せて、ポールポジションを獲得した。小椋も2番手を獲得し、日曜日の決勝では2年連続優勝に期待がかかる。

■2023年MotoGP第14戦日本GP Moto2 予選総合
天候：曇り　路面：ドライ