カラバオ杯敗退のマンC、プレミアでも今季初黒星…ファン・ヒチャン弾に沈みウルブスに敗れる

2023年10月1日(日)0時57分 サッカーキング

マンCが今季初黒星を喫する [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第7節が30日に行われ、マンチェスター・シティとウルヴァーハンプトン(ウルブス)が対戦した。

 開幕から前節までのプレミアリーグ6試合、そしてチャンピオンズリーグ(CL)1試合を全勝したマンチェスター・シティだったが、メンバーを入れ替えながら戦った27日のカラバオ・カップ3回戦ではニューカッスルに0−1で敗北。FAコミュニティシールドではPK戦の末にアーセナルに敗れていたものの、PK戦は公式記録上引き分け扱いとなることを考慮すると、今季初黒星を喫していた。一方、ウルブスはプレミアリーグでここまで1勝1分4敗と調子が上がらず、26日開催のカラバオ・カップ3回戦でも2部のイプスウィッチ・タウン戦を2−3で落とした。ともにカラバオ・カップは敗退が決まった中、プレミアリーグで勝利を掴むのはどちらになるだろうか。

 マンチェスター・シティはカイル・ウォーカー、フィル・フォーデン、アーリング・ハーランドらがスタメンに並んだ。一方、ウルブスはマリオ・レミナ、ファン・ヒチャン、マテウス・クーニャらが先発に名を連ねている。

 試合は意外な形で動く。立ち上がりは戦前の予想通りマンチェスター・シティがシュート本数を増やしたが、13分にウルブスが反撃。マテオ・コヴァチッチの横パスがフォーデンに当たったところをペドロ・ネトが見逃さず、追ってきたフォーデン、さらにはネイサン・アケも振り切り右サイド深い位置までドリブルで侵入。ボックスへ侵入してマイナスへ折り返すと、ボールはニアサイドでスライディングをしたルベン・ディアスに当たってゴールイン。劣勢だったウルブスが先手を取った。

 その後はマンチェスター・シティが攻撃に出る時間が多くなり、特にジェレミー・ドクが数多くフィニッシュまで持ち込むシーンを作る。前半アディショナルタイムには敵陣で得たフリーキックをフォーデンが左足で蹴り込み、最後はR・ディアスがヘディングシュートを放ったが、シュートはGKジョゼ・サの正面へ。前半はこのままウルブスの1点リードで終了した。

 後半に入るとマンチェスター・シティの猛攻が功を奏する。58分、後半頭からピッチに送り出されたオスカー・ボブがペナルティエリア手前でターンすると、相手のファウルを誘ってフリーキックを獲得。フリアン・アルバレスがキッカーを務めると、右足でニアサイドを射抜く強烈な一撃を沈め、マンチェスター・シティが試合を振り出しに戻した。

 勢いに乗ったマンチェスター・シティは65分に敵陣でセカンドボールを回収したボブの浮き球ボールをフォーデンが触るも、ゴールライン上でクレイグ・ドーソンにクリアされる。66分にはペナルティエリア手前からマヌエル・アカンジがミドルシュートを狙ったが、今度はGKサの横っ飛びセーブに阻まれた。

 すると直後のプレーでウルブスが反撃。自陣からのロングフィードで右サイドを駆け抜けたネルソン・セメドがシンプルにクロスボールを送る。ディフレクションしたボールはペナルティエリア内でアカンジにクリアされたものの、こぼれ球に反応したファン・ヒチャンが右足フィニッシュ。ここはR・ディアスにブロックされたものの、セカンドボールに反応したクーニャがダイレクトで落とし、最後はファン・ヒチャンが叩き込んだ。ウルブスが再び勝ち越しに成功している。

 1点ビハインドとなったマンチェスター・シティはその後ボールを保持して相手の隙をうかがったものの、ウルブスの守備陣も集中力を切らさず、試合はこのままタイムアップ。ウルブスが8月26日に行われた第3節エヴァートン戦以来となるプレミアリーグでの白星を飾り、マンチェスター・シティにプレミアリーグの今季初黒星をつけた。

 この後、マンチェスター・シティは10月4日にCL・グループステージでライプツィヒの本拠地に乗り込み、同8日には次節のプレミアリーグでアーセナルとのアウェイゲームを戦う。一方、ウルブスは同8日に次節のプレミアリーグでホームにアストン・ヴィラを迎える。

【スコア】
ウルヴァーハンプトン 1−2 マンチェスター・シティ

【得点者】
1−0 13分 ルベン・ディアス(OG/ウルヴァーハンプトン)
1−1 58分 フリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)
1−2 66分 ファン・ヒチャン(ウルヴァーハンプトン)

サッカーキング

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