「0.01秒の油断で全てを失った」韓国ローラースケート男子の“失態”に国内メディアも愕然「衝撃のあまりに涙」【アジア大会】
2023年10月4日（水）17時0分 ココカラネクスト
表彰式でもショッキングな表情を浮かべた韓国の面々（左）。彼らには嘆きの声が飛んでいる。(C)Getty Images
まさかの敗戦に反響が止まらない。物議を醸しているのは、現地10月2日に中国・杭州で開催中されている「アジア大会」で実施された男子3000メートル・ローラースケート・リレー決勝だ。
金メダルを懸けて台湾と対戦した韓国は最終走者のチョン・チョルウォンが終盤まで相手をリード。ゴールラインを目前にして勝利を確信した27歳は、両手を突き上げてガッツポーズを見せた。しかし、背後から猛追していた台湾のファン・ユーリンにかわされてしまったのである。
【写真】0.01秒の油断…韓国ローラースケート代表が敗れた決定的瞬間
時間にして、0.01秒差——。まさに“不意”の油断で敗れたチョン・チョルウォン。当人はレース直後にチームメイトと一緒に太極旗（韓国の国旗）を手にウイニングランを見せたが、公式結果が出た電光掲示板を目にして愕然。地元メディアの取材には「本当に申し訳なく思う」と涙ながらに語った。
ただ、チョン・チョルウォンの走りは緩慢とも言える。それだけに国内メディアでは嘆きの声が強まった。韓国のニュースサイト『Dailian』は「チョン・チョルウォンはわずか0.01秒の油断で、金メダル、そして兵役免除の全てを失った」と指摘。「勝利を確信して、両手でガッツポーズを見せた彼の振る舞いはあまりに痛恨だった」とした。
また、韓国の通信社『連合ニュース』は「ローラースケートの男子代表は、勝利を早々に祝っているうちに金メダルを逃すという不測の事態に見舞われた」と報道。一連のハプニングをまとめたうえで「金メダルが銀メダルに代わり、選手たちの表情は一変した。彼らは衝撃のあまりに涙した」とリポート。まさかの陥落を伝えた。
勝負は最後の最後まで何が起こるか分からない。アジア大会という国際舞台で繰り広げられた今回のレースは、まさにそれを体感させるものとなった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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