F1 Topic:鈴鹿のコースレコードをハミルトンがブレイク。2017年型マシンの速さを象徴する予選

2017年10月7日(土)17時20分 AUTOSPORT web

 今年の日本GPは「だれが勝つか?」とともに、「だれが鈴鹿のコースレコードを更新するか?」にも大きな注目が集まっていた。


 鈴鹿のコースレコードは2006年の予選Q2でミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が記録した1分28秒954だった。


 コースレコード更新の期待が高まるなかスタートした日本GP。金曜日のフリー走行1回目で、セバスチャン・ベッテルが1分29秒166を叩き出し、いきなり2006年の予選でポールポジションを獲得したフェリペ・マッサのPPタイムである1分29秒599を更新する。


 だが、その後、セッションは雨が降り始め、ベッテルのタイムを上回るドライバーは出ない。さらに雨脚が強くなったフリー走行2回目は完全なウエットコンディションとなり、金曜日にコースレコードが更新されることはなかった。


 雨が上がった土曜日。コースのところどころにウエットパッチが残りながらも、ほとんどドライコンディションの中でスタートしたフリー走行3回目。前日のベッテルのタイムを更新する1分29秒055を記録したのがバルテリ・ボッタスだった。しかも、装着していたタイヤはソフト。さらなるタイム更新が期待された。


 ところが、直後にボッタスがクラッシュ。その後、タイム更新するドライバーは現れず、コースレコード更新は予選へと持ち越された。


 午後3時にスタートした日本GP公式予選。その瞬間はQ2でやってきた。Q2の1回目アタックでスーパーソフトを履いてコースインしたルイス・ハミルトン。その直後にコースインしたボッタスはソフトを履いていたため、ハミルトンの走りに注目が集まった。


 ハミルトンはセクター1を今年の日本GP最速となる区間タイムとなる31.0秒で通過。セクター2も最速となる39.5秒で通過。最終セクターも17.2秒の最速でまとめてコントロールラインを通過。1分27秒819を記録して、ついにコースレコードを更新した。


 その後、ハミルトンはQ3でも自己ベストを更新し続けて、コースレコードは最後のアタックで記録した1分27秒319となった。


 なお、この日、2006年のシューマッハの記録は、ハミルトンのほか、ベッテル、ボッタス、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペン、キミ・ライコネンにも更新された。2017年のマシンが昨年より飛躍的に速くなったことを象徴する予選となった。


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