スーパーGT:BMW、特別交流戦の布陣確定。マルコ・ウィットマンがザナルディ、可夢偉とトリオ形成

2019年10月8日(火)22時24分 AUTOSPORT web

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権を戦うBMWモータースポーツは10月8日、富士スピードウェイで11月23〜24日に開催されるスーパーGTとの特別交流戦に送り込む3人目のドライバーとして、マルコ・ウィットマンの起用をアナウンスした。チームはすでにアレックス・ザナルディ、小林可夢偉の起用を発表しており、これで布陣が確定したことになる。


 今回来日が決定したウィットマンは2014年と2016年にDTMでドライバーズチャンピオンに輝き、BMWに栄光をもたらしたドライバー。2019年シーズンも4勝を挙げたほか、表彰台に3回上がっており、ドライバーズランキングはBMW陣営最上位となる3位を獲得した。


 BMWとしてはスーパーGT×DTM特別交流戦に3台のM4 DTMを送り込むことを発表しており、1台を元F1ドライバーで、ハンドドライブでさまざまなレーシングカーを駆ってきたBMWブランドアンバサダーのザナルディが、もう1台を同じく元F1ドライバーで、2018年にはレクサス陣営のひとりとしてスーパーGTを戦った可夢偉がドライブすることをアナウンスしている。


 今回の参戦布陣決定にあわせ、BMWは特別交流戦で走らせる3台のM4 DTMをBMWチームRBMがオペレートすることも発表した。


 同チームはWTCC世界ツーリングカー選手権参戦時代に日本を訪れ、岡山国際サーキットで勝利も挙げているほか、2017年にツインリンクもてぎで行われたDTMデモンストレーションラン時にもオペレーションを担当している。


「富士スピードウェイで行われる“ドリームレース”に小林可夢偉と、僕にとってのアイコンであるアレックス・ザナルディとともに参戦できることをうれしく思う。この3人は最強のチームだ」とウィットマン。


「以前に日本を訪れたことがあるけど、富士スピードウェイに行ったことはない。ただ僕は日本が好きなんだ。日本の人はとても友好的だし、モータースポーツに対するファンの情熱も強いからね」

2019年のDTM最終戦ホッケンハイムを走るマルコ・ウィットマンの11号車BMW M4 DTM


「レースはもちろん、ドリームレースというイベント、なによりスーパーGT自体が楽しみなんだ。(DTM最終戦が行なわれた)ホッケンハイムを訪れた3台のスーパーGTマシンはファンからも歓迎されていた。あの週末でシリーズが進んでいる方向、目指している未来が正しいものだと証明された」


「たしかにドリームレース自体はエキシビションマッチかもしれないけれど、決勝レースがスタートしたら、僕たちドライバーは成功を掴みたいと願ってしまう。だから、僕の目標は優勝争いを繰り広げること。日本へ行くのが待ち遠しいよ」


 BMWチームRBMを率いるバート・マンペイも「マルコ・ウィットマンと日本を代表するドライバーのひとりである小林可夢偉、そしてWTCC時代から多くの年月を共にしてきたアレックス・ザナルディという布陣はとても興味深いものだ」と述べている。


「ロジスティクスの観点からはチャレンジングだが、最高のイベントになることは間違いない。チームの全員が日本を訪れるのを楽しみにしている。私自身も日本が好きだし、早くレースウイークが始まってほしいよ」


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