楽天・松井裕樹 海外FA権行使か 争奪戦スタートで浮上する「球団名」

2023年10月11日(水)13時2分 ココカラネクスト

松井は球界を代表するクローザーに成長した(C)CoCoKARAnext

 10月10日に行われた今季最終戦で楽天はロッテに0ー5と敗れ、4位が確定。昨年に続き4位となり、2年連続Bクラスが決定した。

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 一方でシーズンが終了したことで、去就に注目が高まるのは今季海外FA権を取得した松井裕樹投手にもある。

 今季は59試合に登板し、2勝3敗、防御率1・57、39セーブで2年連続最多セーブのタイトルを獲得。150キロ台の直球、高速フォーク、スライダーを駆使して打者を打ち取る姿は圧巻で球界屈指のクローザーとして知られる。

 そんなサウスポー守護神に対しては、シーズン中から仮に権利を行使すれば、日米複数球団が獲得に乗り出すと見られていた。松井にとってはかねてから憧れてきたメジャー挑戦を視野に、国内残留を決めた場合は複数球団が名乗りをあげそうだ。

 まずは松井の地元横浜のご当地球団であるDeNA。小学生時代には「ベイスターズJr」に在籍した縁もある。DeNAでは今季守護神の山崎康晃がシーズン途中に不振で外れて以来、終盤の投手運用に苦しんでいる側面もある。

 ほかにも2年連続Bクラスに沈んだ巨人では救援防御率がリーグワーストと課題は明らか。シーズン中盤から守護神、大勢がコンディション不良で離脱したことにより、終盤の投手陣運用が不安定となり、試合をひっくり返されるシーンも目立った。

 大勢にしても9月に一軍昇格後は失点が続き、プロ3年目シーズンとなる来季に向けて巻き返しが必須となる。救援陣の厚みを増すためにも、安定したリリーバー獲得は補強ポイントと合致するとあって、新生阿部巨人がFA戦線に参戦するかも注目を集めそうだ。

 松井にとってはルーキーイヤーから育ててもらった楽天への恩義もあるだろう。今季が4年契約の最終年となったが、再契約となれば、長期契約も予想される。

 今季最終戦となった10日の試合でも9回に登板し、無失点と安定したピッチングを披露した左腕。去就が鮮明になってくるのはまだ先となりそうだが、オフの主役の一人であることは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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