原巨人の失態、「あのコーチを手放したのは痛かった」OBからも批判集める理由

2022年10月12日(水)17時9分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 2022年シーズン、Aクラス入りを逃した巨人。原辰徳監督の元、来季の巻き返しを図るべく、秋季練習で汗を流している。

 巨人は今季、一軍コーチングスタッフを大きく入れ替えてシーズンを迎えたものの、夏場以降、浮上の兆しが見えないまま最終盤で阪神に競り負け、クライマックスシリーズ進出を逃した。

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 低迷が続いた今季を振り返るにあたり、球界OBの間では巨人に昨年まで在籍していたあるコーチの存在がクローズアップされている。

「琢朗さんは行くところ行くところで結果を出している」

 そう語るのは、巨人やメジャーリーグのレッドソックスなどで活躍した上原浩治氏。自身のYouTubeチャンネルの中で、今季からDeNAに加入した石井琢朗コーチの指導力を高く評価するコメントを並べている。

 動画では、ヤクルトOBの宮本慎也氏も石井コーチの手腕に言及。同氏は「(石井コーチは)基本的に情熱があります。選手にはたくさんバットも振らせるが、アイデアマンでもあり、練習で選手を飽きさせない」と称えた。

 上原氏も、石井コーチがヤクルトで指導していた時期があったことに触れ「その時のコーチが良かったから」と、連覇を果たしたチームの現状に繋がっていると指摘した。

 さらに宮本氏も「(ヤクルトにとって)琢朗の功績は大きいと思います。村上も、良い影響を受けている」と主張。その後、巨人在籍時の話題に移り、丸佳浩、中島宏之が石井コーチの指導によって復調したエピソードも披露している。その高い指導実績を振り返りながら上原氏は「(巨人は)なんで手放しちゃったんだよ」とつぶやき、表情を曇らせていた。

 石井コーチは現役引退後、広島、ヤクルトのコーチを経て、2019年シーズンオフに巨人の一軍野手総合コーチに就任し、翌年のリーグ制覇に貢献した。しかし、昨年の10月、シーズン中にもかかわらず三軍野手コーチに配置転換されると原監督との「衝突説」なども囁かれた。その後、シーズン終了とともに、自ら退団を申し入れ、古巣であるDeNAにコーチとして復帰している。

 DeNAは今季、3シーズンぶりのリーグ2位という結果を残し、一時は首位ヤクルトにも肉薄するなど大きく躍進を遂げた。対照的にBクラスに沈んだ巨人の今季の成績を、石井コーチはどう見ているのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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