零敗スタートの巨人・阿部監督 2週間ぶり試合は「言い訳になっちゃう」 戸郷は「佐野の1球だけ」

2024年10月16日(水)21時40分 スポーツニッポン

 ◇セCSファイナルステージ第1戦 巨人0—2DeNA(2024年10月16日 東京D)

 巨人は打線がわずか4安打しか打てず、6試合制の初戦を無念の零敗スタート。阿部慎之助監督(45)はファーストステージで2位・阪神に2連勝して勝ち上がってきた3位・DeNAの勢いを静かに受け止めた。

 「いや、もう横浜のね、勢いを感じながらやることができましたね、今日」

 巨人は9月28日に優勝が決定し、試合はレギュラーシーズン最終戦だった10月2日のDeNA戦(東京D)以来2週間ぶり。ファーストステージを戦ったDeNAとは実戦感覚に差があったが「もうそれはね、言い訳になっちゃうからね」とし、「だけど、ケイ投手も手つけらんなかったね」と荒れ球で4四球をもらうも6回1安打に抑えられた相手先発左腕・ケイに脱帽するしかなかった。

 主砲・岡本和とともにレギュラーシーズン全143試合に出場した「3番・二塁」が定位置の吉川がシーズン終盤に左脇腹を痛めた影響でクライマックスシリーズを欠場。「2番・二塁」に増田大、3番にはオコエがプロ9年目で初めて入ったが、ともに無安打2三振だった。

 2番・増田大、3番・オコエという起用については「いや、もうそれしかないんだよね」とした阿部監督。無安打ではあったものの、オコエは7回、増田大は8回に安打性の打球を直接キャッチするファインプレーを見せ、増田大は初回に粘って四球で出塁もしており、「なんとかね、ナイスプレーもしてくれたし、フォアボールも選んだしね」とねぎらった。

 経験よりも状態の良さを買ったのか、という質問には「ま、そうっすね。それしかないなと思って」と阿部監督。戸郷については「なんか佐野の1球だけは、ちょっとなんかゾーン入っちゃったよね。なんかピューって投げちゃったよね」と落ちの悪いフォークボールが真ん中に入って先制&決勝のソロを4回に浴びた佐野への1球を悔やんだ。

 これで、優勝チームにあらかじめ与えられたアドバンテージ1勝を含めて1勝1敗のタイとなった。

 だが、「あれだけ打てなくてもね、チャンスってできるんだなって思ったし、そこで1本ポコって打てばねっていうゲームだし。そこは短期決戦なんでね。そこをみんなで打破していくしかないんでね。明日頑張りたいなと思います」と前を向く指揮官だった。

スポーツニッポン

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