アルピーヌに光明。LMP1カーのWEC参戦に関する特別措置が2022年末まで延長される見通し

2021年10月18日(月)6時45分 AUTOSPORT web

 10月15日、フランス・パリで開かれたFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)は、WEC世界耐久選手権の旧規定マシンであるノンハイブリッドLMP1カーについて、その使用期限をさらに1年延長することを承認した。


 これによりシリーズの“特別措置”によって、ル・マン・ハイパーカー(LMH)規定の下で2021年にスタートしたWECハイパーカークラスにオレカ製のLMP1マシン『アルピーヌA480・ギブソン』で参戦しているアルピーヌは、2022年まで同車両での出場が可能となる見込みだ。


 先週金曜日に開催された最新の会議でこの件が確認されたことで、WECセレクション・コミッティ(選考委員会)はもう1年、旧規定マシンの選手権参加を認める“オプション”を持つことになる。つまり彼らの決定次第では、ノンハイブリッドLMP1カーの出場資格が2022年シーズンの終わりまで延長されることを意味する。


 今月6日にWECの2024年シーズンからLMDhプログラムでシリーズに参戦することを発表したアルピーヌ・エンデュランス・チームは現在、同選手権において“グランドファーザーマシン”とも呼ばれる旧規定のLMP1カーを活用している唯一のエントラントだ。


 フランスのメーカーはLMDhプログラムの正式発表以前から、アルピーヌA480を2022年シーズンでも使用できるよう特別措置の延長を求めていた。


 WMSC関連の他のニュースでは、2021年シーズン以前にハイパーカークラスのホモロゲーション(公認)を取得し、ホモロゲーションサイクルの2年目に入る車両に対して新たなテスト制限が施行されることになった。


 これについて詳細は発表されていないがFIAによれば、この決定はコストの上昇を防ぐために行われるものだという。

トヨタGR010ハイブリッドと、グリッケンハウス007 LMHは2022年にホモロゲーションサイクルの2年目に入る車両だ

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