2年連続最下位の中日が「獲りにいかなきゃいけない」と球界OBから指摘された「選手の名前」

2023年10月18日(水)12時20分 ココカラネクスト

中田の動向が注目を集める(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2年連続リーグ最下位に終わった中日の立て直し策について球界内からも様々な考察の声が出ている。

 立浪和義監督率いる2年目シーズンとなった今季は若手の積極起用を進め、現役ドラフト組の細川成也が活躍するなどの明るい話題もありながら、圧倒的な戦力の差が浮き彫りになるなど、来季に向けての課題も噴出している。

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 そんな中日のオフに必要な取り組みについて、現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた高木豊氏は10月17日に更新した自身のYouTubeチャンネルであくまで私見としながら、中日の再建策について語っている。

 まずチームの構成について「ピッチャーは戦えるメンバーはいる、計算はできる」とした上で「あとは野手だよ」とした上で、野手の補強の必要性を訴える場面も。

 今オフはFA権取得見込みの西武・山川穂高、巨人と3年契約を結びながら自身で契約内容を判断できるオプトアウトの権利を持つ中田翔など、意外な大物選手の名前も市場で飛び交い始めた。

 高木氏も「中田翔、山川だったり」と具体的な名前をあげた上で、この2人がFA宣言をするならば「絶対に獲りにいかなきゃいけない」とした。

 理由としては2シーズンが最下位と他球団に歯が立たなかったことで、オフに関して「今まで2年間動いてきたやりかたとはまるっきり違うやり方をしなきゃ勝負にならないよ」と続けた。

 チームには最多安打争いを行った岡林勇希や、2000本安打を達成、安定した力を発揮する大島洋平などのベテラン選手もいることで、「クリーンアップをどう構築していくか」が課題とした。

 「細川とか石川とか成長過程の選手たちがいる」中で、「誰をどう持っていくか」として、現状のチームにはある程度打撃力が計算できる選手が必要ではないかという見解を示した高木氏。

 権利行使を熟考しているとされる中田は今季は92試合に出場し、打率・255、15本塁打、37打点。9月には中日の本拠地、バンテリンドームで2打席連続弾を放ったこともある。

 一方の山川も過去3度の本塁打王に輝くなど長打力は球界屈指とされる。今季は自身の不祥事で謹慎の期間も長く、ブランクが心配されるが、現在は宮崎で行われているフェニックスリーグで元気な姿を見せている。

 立浪監督にとっても就任3年目となる来季はいよいよ勝負を賭けるシーズンとなる。昨オフは積極的なトレードで血の入れ替えを図ったことも大きな話題を集めた。来週行われるドラフト含め、立浪中日がチーム再建のためにどんな手を打っていくのか。今後も注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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