「忘れられるぞ」からの這い上がり DeNAプロ5年目ドラ1 大型内野手の貢献に話題沸騰!「伸びしろしか感じない」

2024年10月18日(金)5時20分 ココカラネクスト

森は好調を維持している(C)産経新聞社

 DeNAは17日に行われたCSファイナルS第2戦(東京ドーム)に2−1と勝利。シリーズ成績を2勝1敗(4勝先勝)と、目指す日本シリーズ進出まであと2勝となった。
 
 先発の大貫晋一は初回を変化球をまじえ、三者連続空振り三振でスタートするとその後も緩急をつけた投球術で巨人打線を封じ込める。

【動画】森は相手エース、菅野の変化球に食らいつき、貴重な先制打を放った

 今季最多勝をマークした難敵、菅野智之との投手戦が続く中、「7番・遊撃」で先発出場した森敬斗は両軍無得点で迎えた5回、一死三塁のチャンスに菅野の初球、低めの変化球に必死に食らいつき、中前へ運ぶ。これがチームにとって先制打となった。

 森といえば桐蔭学園から2019年のドラフト1位入団。当初から大型遊撃手として活躍が期待されたが、ここまで来る道のりは平坦ではなかった。

 身体能力の高さを認められながら、度重なる故障含め、安定した打撃も見せられず、一軍に定着できない日々が続いた。昨季は開幕スタメンに名を連ねるもわずか9試合の出場に終わった。8月には右有鈎骨摘出術を受けるなど、PSの戦いにも参加できず。 

 周囲の期待を集めながら、壁を乗り越えられないドラ1には三浦大輔監督も「(このままでは)忘れられるぞ」と熱いゲキを飛ばしたことも知られている。

 プロ野球の世界はドラフト含め戦力の入れ替わりが激しい。恵まれた資質を持ちながら、なかなか芽が出ない歯がゆさは首脳陣も共有してきた。

 迎えた2024シーズン、今季は71試合に出場、打率「.251」、5打点。特にシーズン終盤の9月は打率「.326」と存在感を示した。

 阪神と戦ったCSファーストS2試合でも8打数4安打の打率5割。ファイナルS初戦は無安打ながら、2犠打を決めるなどしっかりチームに貢献していた。

 プロ5年目、森のこのところの活躍には今まで辛口だったファンの間からも「伸びしろしか感じない」「成長がすさまじい」「この活躍をずっと待っていた」などSNS上でも、応援の声が続々と上がっている。

 この試合では7回に主砲のタイラー・オースティンにも待望の一発が飛び出した。投手陣も初戦と同じく粘り強く投げ、勝利につなげた。短期決戦には勢いが必要とされる中、強力打線の勢いで王者巨人を打ち砕けるか。森の攻守に渡ってのパフォーマンスにも引き続き、注目が高まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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