ソフトバンク 西武・山川穂高を獲得調査報道 本腰入れる〝切実な理由〟とは

2023年10月19日(木)11時19分 ココカラネクスト

2022年は本塁打王、打点王に輝いている(C)Getty Images

 現在、宮崎で行われているフェニックスリーグで元気な姿を見せている西武・山川穂高内野手が一躍〝時の人〟になりつつある。

 スポニチアネックス電子版は10月19日配信の記事で、ソフトバンクが今オフに国内FA権取得見込みの山川の本格調査に乗り出したことが判明したと報じている。

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 今年5月に強制性交容疑の疑いで書類送検された山川は9月に不起訴処分を受けた後に、球団からは無期限の公式試合出場停止処分を受けている。現在出場しているフェニックスリーグは処分対象外でもあるため、本人の出場希望をくんで球団側も許可した。

 一方、今オフFA権取得見込みの山川にはすでに西武側から来季に向けて条件提示を行っているという。

 現在出場しているフェニックスリーグでも今季は17試合出場にとどまったことで実戦感覚を取り戻すべく、精力的に活動しているとあって今後の去就が注目される。

 そして昨オフも異次元補強といわれる大規模補強を果たしながら、今季も3位で終了。CSファーストS第3戦でロッテに延長戦の末に衝撃的なサヨナラ負けを喫し、シーズンを終了したソフトバンクにも山川を獲得したい、切実な理由も見え隠れする。

 今季は中軸を日本ハムからFA移籍してきた近藤健介、柳田悠岐中村晃など左打者で固めた。それぞれ打率も残し、中でも近藤は移籍初年度に26本塁打、87打点で浅村栄斗(楽天)、グレゴリー・ポランコ(ロッテ)に並ぶ本塁打王、打点王の二冠に輝くなどチームの期待に応えたが、課題として残ったのは右打者不在の現実だった。

 右の大砲候補として期待した外国人野手は結果を残せず、シーズン途中に出戻りとなったアルフレド・デスパイネなども獲得したが、結果として得点力アップには結びつかず、打線は機能しなかった。

 バランスを考えても右の大砲候補獲得が急務となる中、過去3度本塁打王に輝くなど球界屈指の長打力を持つ山川に触手を伸ばすのは自然の流れともいえる。

 果たして今季様々な注目を集め続けた山川の〝出直し〟球団はどこになるのか。今後も注目の存在となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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