人種差別問題で揺れるブルガリア、協会会長に続きバラコフ代表監督も辞任
2019年10月19日(土)6時3分 サッカーキング
人種差別問題で揺れているブルガリア。14日に行われたEURO2020予選・グループA第8節のブルガリア代表対イングランド代表において、ブルガリアの一部サポーターがイングランド代表の選手に対して人種差別行為を行い、試合は前半だけで2回も中断となった。翌15日にはBFUのボリスラフ・ミハイロフ会長が辞任を表明していた。
今年6月から指揮を執っていたバラコフ監督は同試合後に「ゲームに集中していて、私には何も聞こえなかった。もし人種差別行為が事実ならば、恥ずべきことであり、謝罪しなければいけない。だが、まずはそれが事実だと証明されるのが先だ」と主張。しかし2日後には事実を認めて、自身のSNSを通じて謝罪していた。
イギリスメディア『BBC』によると、ブルガリアの警察は同試合での人種差別行為に関して、これまで16人の容疑者を特定し、12人を逮捕したという。そのうち4人には罰金と2年間のスタジアム出入り禁止の処分が下されたようだ。