スーパーGT:GT300はHOPPY 86が今季2度目のポール獲得。ARTA BMW、31号車プリウスがQ1敗退

2018年10月20日(土)16時53分 AUTOSPORT web

 2018年のスーパーGT第7戦は10月20日、大分県日田市にあるオートポリスでノックアウト方式の公式予選が行われ、スーパーGT300クラスはHOPPY 86 MCが2018年シーズン2度目のポールポジションを獲得した。


 午前中は気温11度と冷え込んだ予選日のオートポリス。しかし、公式練習終了後に太陽が顔を覗かせ、気温も上昇。ノックアウト方式の公式予選は気温15度、路面温度34度というコンディションのなか、幕を開けた。


 また、午前の公式練習ではガレージ内で作業を行ったためタイム計測ができなかったSUBARU BRZ R&D SPORTも、この公式予選に出走している。


 予選Q1ではSYNTIUM LMcorsa RC F GT3が1分43秒542でトップにつけ、まずはこれがベースタイムとなる。


 各車、タイヤに熱を入れを終え、ここから本格的なアタックが始まろうかというセッション残り5分を切るタイミングで、アールキューズ AMG GT3が5コーナーで単独スピン。一度イン側のランオフに飛び出すと、そのままバックするような形でコース上に戻ってきてしまう。


 その直後をリーガルフロンティア ランボルギーニGT3が走行していたが、アタッカーを務める元嶋佑弥はアールキューズGT3にぶつかることなく手前で停車。しかし、安全確保のため赤旗が掲示された。


 上述の2台はともに自走でピットに戻ったため、セッションは赤旗掲示から約4分後の14時44分に残り時間5分で再開されることに。この時点ではSYNTIUM RC F、LEON CVSTOS AMG、マネパ ランボルギーニ GT3というトップ3になっている。


 一方、ARTA BMW M6 GT3やグッドスマイル 初音ミク AMG、31号車TOYOTA PRIUS apr GTなどチャンピオンを争う車両は本格的なアタックに入る直前だったようで、いずれもノックアウトゾーンにつける展開だ。


 セッション再開後の最終アタックでSUBARU BRZが2番手に浮上。またグッドスマイル 初音ミク AMGも7番手に飛び込んだ。


 その一方、31号車TOYOTA PRIUS apr GTは思うようにタイムを伸ばせず28番手。またランキングトップのARTA BMW M6 GT3も22番手と、チャンピオンを争う2台がQ1で敗退する波乱の展開となった。


 GT500の予選Q1とインターバルを挟んで行われた予選Q2は、コースイン直後にLEON CVSTOS AMGがスピンするハプニングがあったものの、すぐに走行を再開したため、赤旗などはなし。各車とも入念にタイヤへ熱を入れていく。


 セッション残り4分を切ると、本格的なアタック合戦が開幕。まずはGAINER TANAX triple a GT-Rが1分42秒976のコースレコードで暫定トップにつける。その後方にはマッハ車検 MC86 Y’s distraction、グッドスマイル 初音ミク AMGが続いた。


 セッション残り3分を切ったところで、前戦ウイナーのSUBARU BRZが3番手に。すると、その直後、HOPPY 86 MCが1分42秒498までコースレコードを塗り替えてトップにおどり出た。


 チェッカーが出された後、SUBARU BRZがセクター1でHOPPY 86のタイムを0.1秒上回ってきたものの、上りセクションのセクター3で他車に引っかかるような場面もあり自己ベスト更新はならず。坪井翔が予選Q2を担当したHOPPY 86が第5戦富士以来となる2018年シーズン2度目のポールポジションを獲得した。


 Q2のアタックを担当した坪井は「クルマが完璧でした。ポテンシャルを引き出すだけでした」とコメント。Q1を担当した松井孝允も「Q1が荒れる展開になったので、そこを切り抜けられてよかったです」と喜びを語った。


 2番手はGAINER TANAX triple a GT-R、3番手はマッハ車検 MC 86。4番手にSUBARU BRZ、5番手に初音ミクAMGが続く形となっている。


 スーパーGT第7戦は21日、12時45分にウォームアップ走行が行われた後、14時に65周の決勝レースがスタートする。


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