ケインは最高価値、トッテナムは優勝候補…英紙、リヴァプール戦を振り返る

2017年10月23日(月)17時44分 サッカーキング

リヴァプール戦で4-1と快勝したトッテナム(写真中央はケイン) [写真]=CameraSport via Getty Images

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 プレミアリーグ第9節が22日に行われ、トッテナムとリヴァプールが対戦。注目のビッグマッチは、イングランド代表FWハリー・ケインの2得点などでホームのトッテナムが4−1と快勝した。イギリス紙『デイリー・ミラー』が、注目の一戦を5つのトーキングポイントと共に振り返っている。

▼トッテナムは優勝候補であり、ロンドン唯一の希望
マウリシオ・ポチェッティーノ監督が率いるトッテナムは、リヴァプール戦での勝利で公式戦11試合無敗となり、勝ち点「22」で2位マンチェスター・Uに並んだ。17日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではレアル・マドリードと引き分け、週末はリヴァプールを一蹴。ホーム3連勝を成し遂げ、すっかり“ウェンブリーの呪い”からも解放された。そしてリヴァプール戦では80827人というプレミアリーグの最多観客数まで記録した。

▼クロップ、無慈悲な一面を見せるも、守備は…
リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、悪夢のような立ち上がりを受けてハーフタイムを待たずにテコ入れに動いた。もしくは責任転嫁だったか?2失点目の場面で目測を見誤って背後を取られるなど、酷いプレーが目立ったクロアチア代表DFデヤン・ロヴレンを31分で交代。ピッチを去る際、同選手は一度もクロップ監督の方を見なかった。

▼ケインはプレミアリーグで最高価値
イングランドのエースストライカーは3試合ぶりにゴールネットを揺らした。開始4分に先制点を奪うと、8分後には韓国代表FWソン・フンミンのゴールをお膳立て。後半に入ると自身2点目となるゴールを奪い、代表戦も含めて今シーズンの公式戦得点数を「17」に伸ばした。レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は24歳のストライカーを高評価しているが、本人は移籍を急がないはずだ。トッテナム側も、2億ポンド(約300億円)という、ブラジル代表FWネイマール(パリ・サンジェルマン)を上回る移籍金を求める構えでいる。ケインは88分にハムストリングを抑えながらベンチに下がったが、ファンは彼の無事を心底祈っているはずだ。

▼サンチェスはファン・ダイク以上(そしてロヴレン以上!)
この日のウェンブリーで、トッテナムのコロンビア代表DFダビンソン・サンチェスは最も有名な南米人とは呼べなかった。スタジアムにはディエゴ・マラドーナ、オズワルド・アルディレス、ポチェッティーノというアルゼンチン人のほか、MFフィリペ・コウチーニョやMFロベルト・フィルミーノといったブラジルのスター選手もいたので、サンチェスは“トップ5”にすら入れなかった。それでも、今夏の移籍市場でクラブレコードとなる高額移籍金で加入したサンチェスは3バックの中央で堅固な守備を見せつけた。今夏にはリヴァプールも同選手を獲得するチャンスがあったそうだが、彼らはより高価なオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを追い求めて獲得に失敗した…。

▼リヴァプールの数少ない見せ場はサラー
エジプトの“英雄”モハメド・サラーは、ロンドンにあまり良い思い出がない。チェルシー時代、リーグ戦で先発起用されたのは6試合だけだった。しかしこの試合、彼のスピードは終始トッテナムを苦しめ、チームメイトも彼へのダイアゴナルなパスに活路を見出そうとした。そしてサラーは、トッテナムの守備を驚かせるスピードでゴールを奪ったほか、後半にもGKの好守に阻まれたがゴールに迫った。

(記事/Footmedia)

サッカーキング

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