ミランとインテルの新スタジアム計画を市議会が支持…サン・シーロの保存も決定
2019年10月29日(火)15時10分 サッカーキング
ミランとインテルは6月24日、現在使用している『サン・シーロ』に代わる新スタジアム『ヌォーヴォ・スタディオ・ミラノ(仮名称)』の建設計画を発表。収容人数は6万人を想定しており、総工費はおよそ6億5000万ユーロ(約764億円)を予想。オープンは2022−23シーズンを予定している。建設予定地は『サン・シーロ』の西隣となり、周辺にはホテルや娯楽施設、公園なども建設される計画となっている。
これに対してミラノ市議会は28日、新スタジアムの建設を賛成多数で支持。また、新スタジアム完成後も『サン・シーロ』をそのまま残すことも決定した。同スタジアムは2026年の冬季オリンピック ミラノ/コルティナ・ダンペッツォ大会の開会式等で使用される予定だが、その後の利用法については未定となっている。
一方で『Football Italia』は、ジュゼッペ・サラ市長の存在が市議会の支持を条件付きの「イエス」に留めていると指摘。同市長は計画が財政面で市に負担を与えるとしてミランとインテルに計画の見直しを求めているため、両クラブと市が完全合意に至るには計画の細かな修正が必要となりそうだ。