アトレティコが破竹の6連勝！　リケルメ＆モラタ弾でアラベス撃破…リーグ暫定3位に浮上

　ラ・リーガ第11節が29日に行われ、アトレティコ・マドリードとアラベスが対戦した。

　前節は退場者を出したセルタに3−0 で快勝し、リーグ戦での連勝を「5」に伸ばしたアトレティコ・マドリード。現在は1試合消化が少ないながらも、3位バルセロナと「2」ポイント差の4位につけている。今節はここ6試合勝利がない17位アラベスをホームに迎えたの一戦。直近の好調そのままに、この試合でも白星を掴むことができるだろうか。

　試合は序盤からアトレティコ・マドリードが主導権を握る。4分、左サイドの敵陣深くでクロスのこぼれ球を拾ったロドリゴ・リケルメがボックス内左へ侵入し右足を振り抜くも、枠を捉えたシュートは相手GKが好セーブ。9分にはアントワーヌ・グリーズマンの左CKにマリオ・エルモソが高い打点のヘディングで合わせたが、強烈なシュートは惜しくも枠の右へ外れた。

　12分にはコケの絶妙な浮き玉パスで相手DFラインの背後を取ったナウエル・モリーナがボックス内へ侵入するも、GKアントニオ・シベラの対応に遭いシュートは打てず。その後も最前線のアルバロ・モラタを起点にチャンスの創出を試みる。すると26分、ボックス内右へ抜け出したモラタがクロスを送ると、ファーサイドのリケルメがこれをキープ。相手DFを抜き去り、最後は左足のつま先でニアサイドに突き刺しネットを揺らした。

　リードを奪ったホームチームは38分、ボールを奪取したモリーナが前方にスルーパスを送り、抜け出したグリーズマンがシュートを放つも、GKシベラの対応に遭い追加点ならず。それでも45＋1分、最終ラインからのロングボールに抜け出したモラタが相手DFを交わし、最後は左足でゴール左上隅に沈めリードを2点に広げた。

　後半の序盤もアトレティコ・マドリードがペースを握る。グリーズマンが中央でボールを引き出しつつ、サイド攻撃やDFラインの背後を突く動きを多用し追加点を狙いにいく。アラベスも何度か敵陣バイタルエリアに侵入するも、アトレティコ・マドリードの強固なブロックを攻略できず、なかなか決定的なチャンスを作ることはできない。

　その後もアトレティコ・マドリードは選手を入れ替えつつ、試合を優位に進めていく。71分には途中出場のマルコス・ジョレンテが独力で右サイドを突破し、グラウンダーのクロスにグリーズマンが合わせてネットを揺らした。しかし、直前のプレーでM・ジョレンテにファウルがあったとして得点は認められなかった。直後にはモリーナにチャンスが訪れたが、ボックス内で放ったシュートはGKシベラにセーブされる。

　終盤にかけては両チームがチャンスを作り合う展開に。90＋6分にはアンデル・ゲバラのシュートでアラベスが1点を返すが反撃はここまで。試合は2−1で終了し、アトレティコ・マドリードがリーグ戦6連勝を飾った。次節、アトレティコ・マドリードは11月3日にアウェイでラス・パルマスと、アラベスは同5日にホームでアルメリアと対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード　2−0　アラベス

【得点者】
1−0　26分　ロドリゴ・リケルメ（アトレティコ・マドリード）
2−0　45＋1分　アルバロ・モラタ（アトレティコ・マドリード）
2−1　90＋6分　アンデル・ゲバラ（アラベス）