新型『BMW 6シリーズ・グランツーリスモ』誕生。デビュー記念限定車も設定

2017年11月1日(水)15時38分 AUTOSPORT web

 BMWが「クーペ・スタイルの伸びやかなシルエットに、機能性を備えた新しいコンセプトのモデル」として打ち出した“グランツーリスモ”のスタイルを採用した新たな車種として、新型『BMW 6シリーズ・グランツーリスモ』が登場。10月23日から発売が開始されている。


 これまで3シリーズや5シリーズに設定され、スタイリッシュでエレガントなデザインを持ちながら、同時にロングドライブでも快適に過ごせるような高い機能性を兼ね備えた、BMWの新たなコンセプトモデルとして誕生したグランツーリスモシリーズ。


 そのアッパークラスの新モデルとして、実質的に『5シリーズ・グランツーリスモ』の後継車として登場したこの『6シリーズ・グランツーリスモ』は、全長5105mm、全幅1900mm、全高1540mmという伸びやかなスリーサイズを持ち、堂々たる風格を備える。


 フロントには大型のキドニーグリルと、ワイドに伸びたLEDヘッドライトのカバーが採用され、迫力ある表情を演出すると同時に、フラットなルーフデザインやフレームレスドアウインドウ、エアブリーザー、可動式リヤスポイラーなどが採用され、スポーティさも感じさせるアピアランスとしている。


 また、上質でラグジュアリーな雰囲気が演出されているインテリアはダコタ・レザーシートを採用し、3070mmとホイールベースを長く取ることで実現した広い室内空間を持つ。


 そしてBMWのモデルとしてセグメントで初めて採用された4輪アダプティブ・エア・サスペンションを装備することで、さまざまな路面において安定した乗り心地を維持することが可能になっている。


 さらにコクピットは高いシートポジションによって広い視覚を確保し、人間工学に基づいた操作スイッチの配置によりドライバー・オリエンテッドな設計とされ、後席には1リッターのペットボトルにも対応したドアポケットを備えるなど、広い足元スペースと合わせて高い実用性も兼ね備えた。


 注目のパワーユニットには、新世代モジュラーエンジンのB58型6気筒BMWツインパワー・ターボを搭載。


 効果的にアルミを使用したこの3リッター直列6気筒ガソリンは、高精度ダイレクト・インジェクション・システム、無段階可変バルブ制御システムのバルブトロニック、可変カムシャフト制御システムのダブルVANOSを採用すると同時に、新たにエンジンをカプセル化することで音響特性を改善し、暖機時間を短縮。340PS/450Nmの出力を得ると同時に、JC08モードで10.9km/リッターの省燃費性能も実現している。

全長5105mm、全幅1900mm、全高1540mmという伸びやかなスリーサイズを持つラグジュアリーモデル

ハードトップとも呼ばれる、スタイリッシュなサッシュレス・ウインドウを採用
テールゲートリッドには速度感応自動格納式のリヤスポイラーを装備
通常610リッターから最大1800リッターまで収納可能な大容量のラゲッジルームを持つ


 また初採用の4輪アダプティブ・エア・サスペンションは積載量や速度により、車高を-10mmから+20mmの範囲で自動的に調整し、安定した走りを実現。


 時速120km以上では車高を10mm下げることで空気抵抗を低減させ、時速35km以下の低速で悪路を走行する場合などは、必要に応じて車高を20mm上げることでダイナミクス性能を最適化するほか、空気の供給量の制御はホイールごとに行われるため、通常610リッターから最大1800リッターまで収納可能な大容量のラゲッジルームの積載状況に合わせた車高補正機能も備えている。


 機能面でも、タッチパネルやジェスチャー・コントロールが装備されたBMWの最新のiDriveナビゲーション・システム等を搭載。そして“ステアリング&レーン・コントロール・アシスト”や“アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション”、ストップ&ゴー機能付きのACCなどを組み合わせ、部分自動運転を可能としたセグメント最高レベルの安全機能・運転支援システム『ドライビング・アシスト・プラス』も標準装備されている。


 グレードは“640i xDrive GranTurismo M Sport”のモノグレード展開となるが、この新型デビューを記念して40台限定となる『BMW640i xDrive GranTurismo M Sport Debut Edition(ロクヨンマルアイ・エックスドライブ・グランツーリスモ・エムスポーツ・デビュー・エディション)』も設定された。


 限定車専用色である黒味の強い上品なソフィスト・グレーをまとい、クローム加飾が施されたウィンドウ・モールディングや、大きな電動パノラマ・ガラス・サンルーフを装備。


 インテリアもダコタ・レザー・シートが専用のコニャック・カラーとなるほか、ダイヤモンドを使用した高音域のスピーカーを含む16個のスピーカーを配し、1400W、10チャンネルの高性能サウンドシステムによって極上の音響空間を実現するBowers&Wilkinsダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システムや、9.2インチのカラー・スクリーンとDVDドライブ等を装備したリヤ・エンターテインメント・プロフェッショナルといった充実したエンターテインメントシステムを採用。


 インテリア・フィニッシュには、BMW M社が提供している高品質なカスタムメイドのデザインプログラムであるBMW Individualのラインアップから漆黒に輝くピアノ・フィニッシュ・ブラック・トリムを採用するなど、さらにエレガントな室内空間が演出されいている。


 価格はカタログモデルの”640i xDrive GranTurismo M Sport”が1081万円。限定車の『BMW640i xDrive GranTurismo M Sport Debut Edition』が1289万円となっている。

通常のセダンモデルと比べて高いシートポジションにより広い視覚を確保したインテリア
上質なダコタ・レザーシートに加え、3070mmとホイールベースを長く取ることで実現した広い室内空間を持つ
限定車となる『BMW640i xDrive GranTurismo M Sport Debut Edition』
限定車専用のコニャック・カラーとなるインテリア。BMW Individualのピアノ・フィニッシュ・ブラック・トリムも採用

BMWカスタマー・インタラクション・センター:0120-269-437
BMWインターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp


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