“C・ロナの再来”巡りダービー勃発? レアルとアトレティコが獲得狙う

2017年11月1日(水)17時4分 サッカーキング

バレンシアをけん引するグエデスにレアルとアトレティコが関心を示しているようだ [写真]=Getty Images

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 レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードが、迫りつつある直接対決を前に補強を巡って場外戦を繰り広げているという。“マドリード・ダービー”まで3週間を切った両者だが、バレンシアのポルトガル代表MFゴンサロ・グエデスの獲得に向けて争い始めていると、スペインの複数メディアが報じている。

 夏の移籍市場最終日にパリ・サンジェルマン(PSG)からのローンでバレンシアに加入したグエデスは、ここまでリーガ・エスパニョーラの8試合に出場し、3ゴール5アシストを記録。過去2シーズン連続の12位から一転して、7勝3分で2位に着けている好調なチームにおいて、強豪復活の推進力となっている。

 当然ながらグエデスには多くのクラブが関心を寄せており、とりわけレアル・マドリードとアトレティコ・マドリードが熱視線を注いでいるという。実際にフランスでは、両クラブは既にPSGとコンタクトを取り始めていると報道されている。また、ファイナンシャル・フェアプレーへの抵触を避けなければならないPSGも、シーズン終了後にバレンシアから戻ってくるグエデスに対するオファーには耳を傾ける意向だという。

 一方、バレンシアもただ手をこまねいているつもりはなく、グエデスの完全移籍もしくはローン延長に向けてPSGと交渉に入ると見られている。また、選手本人も「ビッグクラブが自分のプレーに注目しているのはポジティブな事だ」としながらも、来シーズンもバレンシアでプレーしたいとの希望を明かしている。

「僕は何も聞いていないし、何も話せる事はない。将来については何も分からないからだ。だが、できる事ならばバレンシアでプレーを続けたい。なぜなら、僕はここで本当に良くしてもらっており、大きな幸せを感じているからだ」

 優れた突破力と得点力を有するグエデスは、母国ではレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの再来とも言われている。そのうえ高いパス能力も併せ持つとあり、スペインだけに収まらず、ヨーロッパの多くのビッグクラブを巻き込んでの激しい争奪戦になる可能性が高そうだ。

文=北村敦

サッカーキング

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