原巨人「給料上がるの4人だけ」発言の波紋 「士気下がる」と危惧される「選手の名前」

2022年11月2日(水)11時26分 ココカラネクスト

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 巻返しを誓う巨人の秋季キャンプが始まった。

 1日に秋季キャンプ地の宮崎入りした原監督はキャンプのテーマに関して「(テーマは)やっぱり意識でしょうね。チーム主体のチームバッティング、連係プレーも入ってくる。それと個人技を上げること」と個々のレベルアップと共にチームプレーの確認に取り組むと話した。

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 キャンプ初日となった2日は早速、新任の大久保打撃チーフコーチによるアーリーワークが行われ、多くの選手が汗を流した。

 今季4位と5年ぶりのBクラスに沈んだシーズンを原監督も「最も悔しかった」と振り返るが、そんな苦しい戦いにおいても評価している選手がいた。

 第二次政権でヘッドコーチも務め、腹心とされたOBの岡崎郁氏のYouTubeチャンネル「アスリートアカデミア」に出演、先月29日に更新された動画内では、苦しかったシーズンを振り返ると共に、巻返しにはセンターラインの強化が大事と語った。

 さらに今オフの選手の「給料事情」についても話題は及び「給料上がるのは、大城、尚輝(吉川)、戸郷、高梨、このぐらいだと思いますよ」ときっぱり。

 今季主戦捕手として成長を示した大城や、年間通して、二塁手として攻守にわたって存在感を示した吉川、プロ4年目にして初めて「10勝の壁」を乗り越え、キャリアハイとなる12勝をあげた戸郷、終盤は「8回の男」も務めるなど安定したパフォーマンスでチームを支えた左腕リリーバーの高梨を評価した。

 一方で気になるのは指揮官のほかの選手への評価だ。中でも今回の動画内で触れられなかった選手に関してはこんな声もある。

 「今季チームに貢献したといえば、不振の岡本に代わって終盤、4番の座を務めた中田の名前もあげられるでしょう。移籍2年目にしてすっかりチームに溶け込み存在感を発揮しました」(放送関係者)

 中田は今シーズン、特に後半戦の活躍がめざましかった。シーズン当初は2度のファーム落ちも経験しながら、長嶋終身名誉監督のサポートなどもあり、フォーム改造に着手。バットを短く持ちコンパクトに振ることで、7月の月間打率は・373と復調。8月11日からは不振の岡本和に代わって4番に入ると、9月は本塁打を放った試合で全勝など「中田砲」も注目を集めた。

 今オフ、海外FA権も保有している中田はすでに「ジャイアンツのために頑張っていきたい」など、ジャイアンツ愛を訴え、残留の気持ちを固めているという。

 ほかにも今季チームを支えたといえば、守護神の大勢もいる。ルーキーながら37セーブをあげ、2015年の山崎(DeNA)、21年の栗林(広島)に並ぶ新人最多セーブのプロ野球記録に並んだ。

 投打ともに課題が多かったことで、指揮官の評価もつい「辛口」になったことは予想できるが、今回の発言で選手へ与える影響も出てきそうだ。

 いずれにせよ、5年ぶりのBクラスとなったことで「厳冬更改」は必至。今オフの契約更改は例年以上に注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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