モリワキの清成龍一が路面コンディションを読み切り11年ぶり優勝/全日本ロードJSB1000最終戦レース2

2018年11月4日(日)20時2分 AUTOSPORT web

 全日本ロードレース選手権最終戦・鈴鹿大会のレース2は、清成龍一(KYB MORIWAKI MOTUL RACING)が11年ぶりの優勝を飾った。ウエット路面が場所によって乾き始めるという難しいコンディションで、清成は他の追随を許さずにハイペースで走行。2位中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)に23秒の大差をつけて独走優勝を果たした。3位は高橋巧(Team HRC)。


 昼過ぎに雨は上がったものの、濡れた路面でスタートした全日本ロードレース最終戦・鈴鹿大会のレース2。ウエット宣言により2周減算され、18周で競われることになった。


 上位チームのほとんどがレインタイヤを履く中、徐々に路面が乾くと見越したライダーはインターミディエイトタイヤをチョイス。これが勝負を分けた。


 スタートで飛び出したのは高橋巧。中須賀はレース1と同様にまたウイリーしてスタートミスを喫する。それでもすぐにリカバリーし、1周目は高橋巧、中須賀、そしてチームメイトの野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5)の順。

清成龍一(KYB MORIWAKI MOTUL RACING)


 後方から猛然と追い上げてきたのが清成だ。ピレリのインターミディエイトタイヤを履いていた清成は、他を圧倒する力走。4周目、瞬く間にトップに立つと、2番手中須賀を周回ごとに2秒近く引き離し、そのまま独走優勝を果たした。清成にとって2007年以来11年ぶりの勝利となる。


 2位は中須賀、3位は高橋巧。清成と同じくピレリのインターミディエイトタイヤを履いた高橋裕紀(KYB MORIWAKI MOTUL RACING)が12番手グリッドから追い上げ、4位入賞を果たした。


 以下、JSB1000決勝レース2順位結果。


■全日本ロードレース選手権最終戦 JSB1000クラス決勝レース2結果









































































































































































































































































Pos.No.RiderTeamMotorcycleTireGap/Delay
123清成龍一KYB MORIWAKI MOTUL RACINGホンダCBR1000RR SP2PI18 Laps
221中須賀克行YAMAHA FACTORY RACING TEAMヤマハYZF-R1BS23.799
31高橋巧Team HRCホンダCBR1000RR SP2BS32.888
472高橋裕紀KYB MORIWAKI MOTUL RACINGホンダCBR1000RR SP2PI40.304
546星野知也TONE RT SYNCEDGE4413BMW S1000RRPI57.389
65野左根航汰YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5ヤマハYZF-R1BS58.920
7090秋吉耕佑au・テルルMotoUP RTホンダCBR1000RR SP2BS1’05.167
811渡辺一馬Kawasaki Team GREENカワサキZX-10RRBS1’17.303
928ブラッドリー・レイヨシムラスズキMOTULスズキGSX-R1000L8BS1’34.517
1020日浦大治朗Honda Suzuka Racing TeamホンダCBR1000RR SP2BS1’38.483
118山口辰也Team SuP Dream HondaホンダCBR1000RR SP2BS1’38.524
1271加賀山就臣Team KAGAYAMAスズキGSX-R1000DL1’44.238
1312津田拓也ヨシムラスズキMOTULスズキGSX-R1000L8BS1’45.872
14634水野涼MuSASHi RT HARC-PRO.HondaホンダCBR1000RR SP2BS1’46.917
1525生形秀之エスパルスドリームレーシング・IAIスズキGSX-R1000BS2’02.013
167濱原颯道Honda Dream RT 桜井ホンダホンダCBR1000RR SP2BS2’11.185
1714中冨伸一HiTMAN RCKOSHIEN YAMAHAヤマハYZF-R1DL2’12.573
1826渡辺一樹ヨシムラスズキMOTULスズキGSX-R1000L8BS1Lap
1934岡村光矩KRP三陽工業&RS-ITOHカワサキZX-10RRDL1Lap
2035近藤湧也JOYNET GBSレーシングYAMAHAヤマハYZF-R1BS1Lap
2131津田一磨Team Baby FaceヤマハYZF-R1BS1Lap
2237須貝義行チームスガイレーシングジャパンアプリリアRSV4 RFBS1Lap
2322児玉勇太Team KodamaヤマハYZF-R1BS1Lap
2443中津原尚宏ATJ RacingホンダCBR1000RRBS2Laps
2540小島一浩Honda 緑陽会熊本レーシングホンダCBR1000RRDL4Laps
51ザクワン・ザイディHonda Asia-DreamホンダCBR1000RR SP2BS17Laps
70清末尚樹チーム阪神ライディングスクールカワサキZX-10RRBS出走せず
91柴田義将リリカ AMENAヤマハYZF-R1DL出走せず


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