38年ぶり日本一に王手 岡田阪神でいぶし銀の働きを示す「隠れキーマン」とは

2023年11月4日(土)13時13分 ココカラネクスト

糸原が粘り強い打撃でチームに貢献している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

「SMBC日本シリーズ 2023」第6戦は11月4日、オリックスの本拠地・京セラドーム大阪で行われる。

 対戦成績3勝2敗と日本一に王手をかけた阪神は第1戦に続き、今季、最優秀防御率のタイトルを手にした村上頌樹が先発。第1戦を7回2安打無失点と好投した右腕がチームにいい流れをもたらすか。

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 打線ではスーパールーキーが勢いを見せている。森下翔太は本拠地・甲子園に移ってから3戦目以降は3試合連続打点をマーク。2日の第5戦(甲子園)では8回に逆転の2点適時三塁打を放った。新人の日本シリーズ3試合連続打点は1981年の原辰徳(巨人)以来3人目と「シリーズ男」になりつつある。対戦する山本由伸と第1戦では1併殺2三振の3打数無安打と封じ込められただけに、大一番で集中力を示せるか。

 また渋い働きでチームへの貢献が光っているのは糸原健斗にもある。大逆転勝利となった第5戦、ビッグイニングの呼び水となったのは糸原の打撃だった。2点を追う8回、無死二塁の場面で代打起用された糸原は山崎颯一郎の高め直球を捉え、詰まりながらも右前へ運びチャンスを拡大させた。いわば泥臭いヒットで、その後の森下の適時打など1イニング6得点につながる舞台のお膳立てを整えたのだ。

 糸原は第4戦でも佐藤輝明に代わり就いたサードの守備でも8回一死二、三塁のピンチにゴロを落ち着いてさばき、本塁に走った走者を刺した。今季は代打稼業となった1年だったが、ポストシーズンに入って大事な場面で存在感が光る。

 チームが今季18年ぶりのリーグ優勝を果たした裏には、代打の糸原、原口文仁と勝負強いベテラン打者がしっかりベンチに控えていたことも大きな要因となった。

 目指すは38年ぶりの日本一。球界を代表する右腕エース、山本由伸に阪神打線がどう挑むのか、いよいよクライマックスとなる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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