開幕からもがく2か月半 定位置獲得に燃える遠藤航の“成長”に期待の声「クロップが引き抜いた理由は見せた」

2023年11月5日(日)6時30分 ココカラネクスト

トゥールーズ戦では移籍後初ゴールも決めた遠藤。その活躍に評価も少しずつ変化が出始めている。(C)Getty Images

 現地時間11月1日、リバプールに所属する遠藤航は、ボーンマスとのリーグカップ4回戦に先発出場。61分までプレーし、チームの2-1での勝利に貢献した。

 今夏にリバプールに電撃加入した遠藤は、ここまでプレミアリーグでは6試合の出場(うち5試合は途中出場)にとどまっている。一方でリーグカップ、さらにヨーロッパリーグ(EL)では幾度かスタメンに名を連ねており、先月26日のトゥールーズ戦(EL)では今季2度目の先発フル出場を果たし、移籍後初ゴールも記録した。

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 得点という目に見える結果も残し、着実にチーム内での序列にも変化を与えつつある。そんな遠藤は現地時間10月27日にクラブの公式サイトで、リバプールでのプレーや生活などについて語った。

 様々なテーマについて語られた。その中で遠藤はトゥールーズ戦について「移籍してからは最高のパフォーマンスだった」と回想。そして「良いプレーを続ければ、もっとプレーするチャンスがあると思う。もっと改善できるし、これからも頑張っていきたい」と前向きなコメントを口にした。

 そんな名門で奮闘を続ける日本代表MFのポジティブな姿勢には、英国内外からも賛辞の声が贈られている。

 ノルウェーに拠点を構え、日々リバプールの情報を発信する専門メディア『Liverpool FC Supporters Club Norway』も先述の遠藤のコメントに反応。「この代表チームのキャプテンがプレミアリーグのペースとフィジカルの強さに苦しんでいるのは間違いない」と指摘しながらも、「がしかし、先週のトゥールーズ戦では、ユルゲン・クロップとリバプールが彼を引き抜いた理由の一端は見せた」と出色のプレーを称えた。

 また、遠藤が語った「プレミアリーグの試合は毎回素晴らしい雰囲気に包まれているし、僕はここでのプレーを楽しんでいる。できるだけ多くの試合に出たいと思っている」というコメントを紹介。そのうえで同メディアは「とにかく彼は試合を楽しみにしている」と遠藤の意欲の高さを強調した。

 さらに、「30歳になるエンドウはこれまで良いパフォーマンスもあれば、低調なパフォーマンスも見せてきた」と評価。続けざまに現地時間11月5日に行われるルートン・タウンとのプレミアリーグ第11戦については、「ミッドウイークのゲームにスタメンで出場したため、日曜日はベンチスタートとなる可能性が高い」とシビアに見通している。

 今月も、リバプールは国内リーグやELなど過密日程が組まれている。また、遠藤は日本代表での活動も控えてもいる。しかし、過酷なスケジュールの中でも、定位置確保に向け、彼には自身に与えられたタスクを確実に実行する力が求められている。

 ここまで、プレミアリーグでの出場機会は決して多いとは言えない。それでもチーム内での評価も少しずつ高めてきている。シーズン開幕直後の電撃加入からおよそ2か月半、新天地での挑戦はまだ始まったばかりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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